煙草と健康3
製薬大手のファイザー(東京都渋谷区)は今年1月、インターネットを使った調査で20~30代男女の喫煙者200人、非喫煙者200人から回答を得ました。
その結果、男性では4人に3人、女性では半数近くが結婚相手に非喫煙者を希望している実態が分かりました。
「喫煙する異性をどう思うか」との質問
・「好ましい」は男性2.0%、女性11.5%
・「好ましくない」は男性57.5%、女性32.0%。
「結婚相手として選ぶなら」との質問
・男性73.5%、女性48.5%が「吸わない人」を選択した。
「異性の喫煙で最も気になる点は」との質問
・全体の約4割が「健康への弊害」
・「口臭」が約2割、
・「髪や衣服へのにおい」 約1割
・「歯の黄ばみ」 約1割
という結果がでました。アンケート結果が示すとおり、歯や歯肉に与える影響はやはり大きく、「口臭」の原因である歯周病は煙草を多く吸う人がなりやすいという調査結果を出したのは米疾病対策センター(CDC)のスコット・トマー博士です。
トマー博士は、「煙草は歯周病の主要な危険因子だが、禁煙すれば悪影響をしだいに減らすことができる」と述べています。
トマー博士の調査によれば、吸った人は、吸ったことのない人に比べて約4倍、歯周病になりやすいということです。1日に吸う本数が多いほどその傾向が強まり、31本以上煙草を吸う人は、吸わない人に比べて6倍も歯周病の罹りやすかったという結果が出ました。
また、禁煙した人は、歯周病にかかる確立は約1.7倍で、禁煙の年数が長いほど煙草の歯周病になる影響が少ないという結果がでました。
2年以内の禁煙だと約3倍なのに対して、11年以上禁煙1.15倍。これは吸ったことのない人とほとんど変わらない事になります。
歯の黄ばみに関して言えば、結婚式前に歯の漂白をする方が増えています。結婚と白い歯を境に禁煙もしてみてはいかがでしょうか?
参考文献 医歯薬出版 「喫煙と歯肉」 著者 松岡 晃
ますますタバコの臭いと煙がいやになりました。
最近、タバコの匂いが服や髪につくので、お仕事関係の飲み会は断っています。まじで。
yyyさま
そうですね、煙草の煙は喫煙していない方にまで影響が出ると言いますからね。
須田先生
コメントありがとうございます。
先生も煙草吸わないのですよね。その気持ち分かります。