快眠術(アンチエイジング3)
トリノオリンピックもいよいよ終盤に近づいてきました。4年に一度の冬の祭典なだけに皆さんかなり寝不足が続いているのではないでしょうか?
今日はよりよい快眠のための方法を日経おとなのOFFよりご紹介いたします。
人それぞれに生活スタイルがあるように、眠り方もひとつではありません。だけれども、東洋医学的見地によると、人間の体質には主に「陰性」と「陽性」に分けれらることが出来るのだそうです。
陰性と陽性は身体的な性質にも違いがあり、睡眠時間にも差がでます。陰性は、身体も細めで、動きもややスロー。寝起きが悪く、睡眠時間は長め。陽性は、早口で睡眠時間は長めです。
これをふまえて睡眠のアプローチを工夫するだけでも、より快適な眠りにつくことができるというのです。(快眠セラピストの三橋美穂氏)
例えば、「睡眠前の入浴が効果的」と良く言われますが、陰と陽では時間帯を変えるのが良いと言います。身体の性質によっては、逆効果になることもあるためです。
陽性の人は、ほてりやすい特徴があり、寝る前に体を温めるとかえって眠りにくくなる。せめて30分前には入浴をすませたほうが良いでしょう。反対に陰性は、手足が冷えたりして眠りにつきにくいタイプです。寝る直前に入浴して、すぐに就寝するのが効果的です。(前出の三橋氏)
また、もっとも肌に密着しているのに関心が薄いパジャマにも、陰陽は関係しているそうです。素材を上手く選択することにより、睡眠のストレスは、随分と軽減出来ると言います。
陽性タイプは、睡眠中に汗をかきやすいため、保温性や保湿性が高い厚手のパジャマは避けたほうが良いそうです。そこで、吸湿性に優れる綿素材の寝具類を選ぶのが正しいそうです。陰性は身体が冷えやすいので、保温性の高いものを選ぶとよいそうです。これは、手触りや肌触りに敏感な人も多いので、身体が「心地よい」との感覚を重視しているためだそうです。
いずれのタイプも陰陽の間に当たる中庸に近づけることを念頭に置き、自分がどちらのタイプかを知らなければ、かえって不眠を招きかねない恐れもあります。
また、睡眠の仕組みを知るためには、覚醒時間を知ることも欠かせないそうです。早起きや長寝によって、早く眠たくなったり、眠れなくなったりした経験は誰にでもあるはずです。すると、睡眠時間を「貯金」の増減の様に考えてしまうが、よく言う「寝だめ」の機能は人間には無いのだそうです。その理由として、人間の身体は「覚醒時間がほぼ決まっているため」のようです。(前出の三橋氏)
通常、起床してから眠気が訪れるのは約14~16時間後。つまり、「起きた時刻で、寝る時刻が決まってしまう」と言うことなのです。長寝したことで眠れなくなるのは、余分に寝ただけ覚醒時間がずれるため。このような単純な仕組みを知っているだけでも、就寝時間はコントロールすることが出来るのです。
人間の体内時間は約25時間周期。地球の自転と同じ24時間に合わせる身体機能は、目覚めに浴びる光によって作用します。
また季節による日照時間は微妙に変わっています。眠りは同じようでいて、日々、違っていると考えてもよいのです。
眠れない原因を作る大半は、むしろ精神的な外部要素の方が大きいとは、グッドスリープ・クリニックの斉藤恒博院長。複数の快眠術で一喜一憂していると、気がかりは増えるばかりです。まずは、身体の性質やリズムを上手に使う事を考えましょう。
こうして眠りについて考えてみると、歯科の治療にも非常に関係して来ることが多い事があります。眠りと歯科に付いても今度かいてみたいと思います。
ちなみに私は、眠りに関しては陽性かな~。
人生の三分の一眠っているが、改めて眠りについて教えられました、これから考えながら眠ることにします。