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2006年2月15日 (水)

鳥インフルエンザ6

深刻な話題をひとつ。

鳥インフルエンザに関して、WHOが、異例の警告を発表しました。

「すべての国に危険があり、すべての国が対策を講じる必要がある。ナイジェリアだけではなく 、近隣諸国への感染拡大が懸念される」と強い警告を発しました

最近、話題に上ることが少なくなってきていた「鳥インフルエンザ」ですが、ついに恐れていた新型の強毒性H5N1型の感染が、アフリカのナイジェリアで確認されました。しかも既に感染が拡大している事も確認されています。

アジアに端を発した同インフルエンザが中東、ロシア、欧州に波及し、ついには被害拡大の懸念されるアフリカ大陸に到達してしまったのです。

AFP通信によれば、8日に感染が確認された同国北部カドゥナ村の養鶏場に続き、ほかの2州3ヵ所の養鶏所でも感染が見つかっているとのことです。しかも、アフリカ当局の対応の鈍さが懸念に拍車をかけます。ジャジ村ではこの1ヵ月間に約20万羽の鳥が死んだとされますが、検査開始は1月中旬と出遅れてしまいました。この間、病死したニワトリがやみ取引で盛んに売買されたという事です。

WHOは感染症専門家斑を派遣する方針であるが、すでの9斑を欧州や中東に派遣しているため、派遣要員には相当な負担がかかる模様です。

WHOがもっとも懸念するのは、住民が家禽類と密接に接触する頻度の高い小規模農家への感染拡大です。小規模農家では、鳥から人へのウィルス感染の危険性が高く、仮に人への感染が発生した場合でも、医療・衛生体制が脆弱な同国では、早期診断は困難な状況です。

WHOの感染専門家は言います。

「他の感染症などによる死亡率が高いナイジェリアでは、死因の特定も非常に困難な状況です。」

ナイジェリアはアフリカ一の人口を抱え、WHOのポリオ(小児麻痺)撲滅プロジェクトの展開でも際だった遅れが目立ち、アフリカで唯一、強毒のポリオウィルス(野生株)による感染被害を残しています。

昨年前半、東南アジア諸国を相次いで襲った鳥インフルエンザは、夏にはロシア、カザフスタンへ広がり、秋にはトルコやルーマニアでも確認。イラク、北キプロスへも波及し、今回のナイジェリアへと、渡り鳥の越冬ルートに沿うように拡大しています。(読売新聞2月11日より)

ここ最近では、一概にインフルエンザとは言えないのですが風邪にかかる患者さんも増え、また従業員(私も含め)非常に体調を崩しやすい不安定な日が続いています。

皆さん十分にご自愛ください。

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医学の進歩はめざましいですが、それに負けない、やっかいな菌が生まれてくる、医学と悪者菌のシーソーゲームみたいですね。


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