噛む健康学2
今日も、斉藤先生の著書の中からご紹介です。
斉藤先生によると、今、私たちが病気になって衰弱すれば、点滴を受けたり、流動食を取ったりして命を長らえる事が出来ます。
病気でなくても、ちょっと疲れると栄養補給ドリンクやサプリメントで簡単にすませてしまう事が日常的に出来るようになってきました。
普段、食べている食事を振り返ってみても、やわらかい食品が増え、良く噛まなくても飲み込め、栄養も吸収しやすくなっています。
つまり「噛む→食べる」という行為を省略しても生き延びることが出来るようになってきたと言うのです。
斉藤先生はさらに言います。
これでは栄養豊富なやわらかい食物によって生かされているのすぎません。獲物を捕る動物よりも、立ち尽くして栄養分を吸収する植物に近いでしょう。
最新の研究では、食物を食べる「噛む」という行為は、私たちが、考えている以上に健康生活に欠かせない行為であると言うことが明らかになっていました。
歯、舌、頬、のど、そしてそれらの周囲の筋肉などの咀嚼に関連する器官と、それを制御する中枢神経系とは密接に関係しています。その刺激が全身のいろいろな機能を活性化するのに重要な役割を果たしているのです。
では、具体的に、「噛む」という事によってどのような効果があるのでしょうか?
斉藤先生は、それらの効果をわかりやすくまとめています。
★「よく噛む」八大効果「卑弥呼の歯がいーぜ」
「ひ」・・・・肥満を防止(肥満中枢に働きかけて食べ過ぎを防ぐ)
「み」・・・・味覚の発達(おいしさがよく分かるようになる)
「こ」・・・・言葉の発音がはっきり(はっきりとした言葉になる)
「の」・・・・脳の発達(噛むことは脳を活性化する)
「は」・・・・歯の病気予防(虫歯や歯周病になりくくなる)
「が」・・・・がん予防(唾液の効用によってがんを予防できる)
「い」・・・・胃腸の働きを促進(胃腸の負担を軽減する)
「ぜ」・・・・全身の体力向上と全力投球(力いっぱい仕事や勉強ができる)
これが8つの効用ですが、「噛む」という効果はここに挙げたものにだけに留まらないそうです。
認知症(痴呆症)防止や視力改善などの効果もあるそうです。
まだまだ「噛む」という秘めた力があるみたいです。何度かに分けてご紹介していきます。
噛むぞ1
ティース様
噛んでください(笑い)