歯科用X線のメリット
今日の話題は、「DENTAL TRIBUNE紙」よりのトピックをご紹介いたします。
一般開業医で用いる歯科用のX線といえば、デンタルといわれる歯一本を映し出す小さい物と、パノラマX線といわれる全顎(口の中全部)をとることの出来る2つが主流です。
今回はそのパノラマ撮影で歯科治療以外の検査が出来るというお話です。
このパノラマX線で撮影すると、口腔内に隣接している頸動脈がしばしば撮影されていると言うのです。Academy of General Dentistry(AGD)が発行している臨床ジャーナル11、12月号でDovM . Almong博士によるケースレポートが掲載されました。
そのレポートによれば、患者の頸動脈の石灰化が判明し、その患者の初期治療に当たった医師との話で更なる検査のうえ、動脈の80%が閉鎖していた事が証明されました。
危険な状態の患者の病歴を正確にシェアするためには、歯科医が通常の歯科診療のなかで、石灰化の兆候を見落とさない事が重要である
とある。更なる研鑽が必要と言うことです。我々も。
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