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2005年11月21日 (月)

アマルガム問題

_583 アマルガム問題の深刻度はアスベスト以上と週間ダイアモンド(11月5日号)は伝えています。

つまり、「第2のアスベスト」があなたの口の中にあるかもしれないと言うのです。

このアマルガムについて少し解説すると、虫歯になった部位に即日で充填詰することが出来る「銀色の詰め物」の事です。

その成分は50%が水銀、その他が銀等で構成されており、加工がしやすく、コストも安い。このアマルガムの利点は先ほどもふれたが、その場で充填が出来るため、型を取って歯科技工士が作製する場合に比べ、通院回数も少なくてすむ利点もある。

しかし、このアマルガムが問題になっているのです。

アマルガムに含まれる水銀が体に害を及ぼす可能性が指摘され始めました。

危険性を危惧されているのは次の通りです。

  • 長く人体に金属が接していることから生じるアレルギーで、全身の皮膚炎などを起こす恐れがあること
  • アマルガムの50%を構成する水銀が徐々に溶けだし、10年後には70%が溶けるという報告もある

アマルガムに含まれる水銀により神経に影響をもたらし、不眠やめまい、頭痛などを引き起こす可能性が医療関係者の間でひそかに問題になっている。

各国の対応はどうかと言うと、

アマルガム大国アメリカでは、アマルガムが自閉症の原因になってとして、複数の州で訴訟問題に発展。水銀使用のリスクを医師が患者に説明することが義務化

歯科医療先進国のスウェーデンでは、1987年に政府がアマルガムを充填しないように発表。

英国でも、厚生省が妊婦へのアマルガム使用に警告を発している。

では、我が日本はどうだろう。

日本ではまだ大きな問題にはなっておらず、使用も禁止されていない。現在のアマルガムの使用量は年間1トン以下に減少しているが、もっとも使用されていた70年代では、年間10トン以上ものアマルガムが消費されていた。

しかし、このアマルガムの問題は、歯科医師の間でも賛否が分かれるところです。

私の意見としては、やはり、口腔内に水銀を入れておくのは賛成できません。

最近はコンポジットッレジンという、アマルガムに変わる見た目も本物の歯のような物が出てきています。診療日数が多くかかる治療ではないので、お口の中に写真(真ん中の歯)のような金属があれば、お近くの歯科医に相談してみてはいかがでしょうか?

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写真展の写真見ました。こちらでも機会があったら行ってみたいです。面白そうですね。

最近、水銀は海洋の汚染から、魚を食べるマグロなど食物連鎖の上にいる魚などは注意しろと言われてますよね。残留しているからという…。人間は水銀使いすぎですよね。


須田先生、コメントありがとうございます。水銀問題は非常に頭の痛い問題です。我々が何とか声を上げていかなければと思ってはいるのですが・・・・。


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