7月中旬の頃の話です。この話は奥さんに叱られた話なんです。

その日は来客が多く、お昼休みを削って対応していたのです。そのため、昼食もそこそこに昼寝に入りました（私は開業20年、昼寝をしないと調子悪くなってしまうのです）。

時間が押していたので、無理矢理昼寝をしようとしたのですが、中々眠られません（暑いし）。

その時、私の携帯が振動していたのです。見ると見慣れない番号。

出てみると次のような事を話し始めたのです。

相手（相）「もしもし、猪狩さんの携帯で間違いないでしょうか？私警視庁の○○と申します。」

私「は？」

相「猪狩さん、この会話は録音します。そのため、周りに人がいれば最初から録音しなければならないため、誰もいない場所に移動できますか？」

私「大丈夫です。今寝室で一人です」

相「事件に巻き込まれた可能性があるため、これから鹿児島へ来られますか？」

私「なぬ?鹿児島？？？？」

相「鹿児島ですよ、今すぐ出頭してください」

私「無理です。」

相「何故ですか？」

私「仕事があるからです。それに鹿児島なんて行ったことも無いし、移動に2日かかります」

相「クレジットカードの詐欺に関する事件なのですが、本当に心当たりありませんか？」

私「全くありません」

相「この事件を担当しているものが今来ましたので、変わります」

・

・

ここで私少し冷静になれたのです。

まず、事件なら携帯になんて掛けてこないし、鹿児島の事件なのに警視庁から連絡が来ることはないです。まずは鹿児島県警から連絡が入るのが筋です。これで私は「これは詐欺だな」とピントきたのです。

電話の相手がごそごそなんかやっていて、電話の遠くで同じ様に「警視庁の△△と申します」とうのが聞こえたのです。

私「もしもし〜〜〜もしもし〜〜〜」と言っても全く電話に出なかったので私は速攻で電話を切りました。

どうやら二人一組で電話掛けているみたいなのです。私に電話してきた方の相棒が別の電話で手が離せなかったみたいで中々繋がらなかった模様。

しばらくすると、また同じ電話番号から電話が掛かってきました。

相「すいません、電話が切れてしまったのでまたかけ直しました。事件担当のものに変わります」

私「了解です。実は私も警察関係なので、今回の事で少し確認して起きますのでまたかけないしてくれますか？」

すると、相手は少しアタフタして

相「では一旦電話を切りますね」といって電話を切ってしまいました。

私はこのブログで、歯科医師会の警察歯科医担当なので、そのお世話になっている北警察の方に連絡をいれました。

すると、「それは詐欺ですね」と一瞬（苦笑）。

私が警察という単語を喋ってから再び同じ警視庁の○○さんから掛かってくることはありませんでした。

奥さんに一連の事を話すと、「そんなの詐欺に決まっているじゃ無い。北警察の皆さんにもご迷惑を掛けて」と叱られてしまいました。

ここで、分かったこと。まず警察なら携帯やスマホに電話を掛けてくることはありません。自宅に直接掛けてきます。

それと電話で還付金やATMという言葉が出てきたときも詐欺を疑う事が良いみたいです。

また掛けてきた電話番号の頭に＋が付いていると詐欺の傾向が強いみたいです。ex）＋803456789101112みたいな。

母親には口を酸っぱくして「そんな電話に騙されるな」と言っている癖にいざ自分に掛かってくると本当にテンパってしまいました。

奥さんには「老後、騙されるわ」と手厳しい言葉も頂きました。

ほんと、その通りですわ。