本当の努力とは。
私が子供の頃の英語の試験にリスニングという試験は英検の時しか思い出せないのですが、現在は英語のリスニングの試験というのは「当たり前」のことみたいですね。
で、このリスニングというのは会場の環境に大いに影響を受けるみたいなのです。会場の大きさやスピーカーの性能、受験生の数により、録音した英語の会話が聞こえ易い会場と聞こえづらい会場があるみたいなのです。
YOUTUBEでこの問題を取り上げているのを見たことがあって、鉄緑会という東京大学を目指す塾では、リスニングで問題がそつなくこなせる様になると、今度は聞こえにくい音源で録音した英会話を使ってリスニングの練習をするそうです。
ここで思い出したのは私が大学の部活での事です。大学のテニス部だった私は第1、2コートが硬式テニス、第3、4コートが軟式テニスだったのです。硬式テニスだった私は軟式テニスもよく観察していました。
軟式テニスのコーチは大学の理科の先生だったのですが、現役の頃に日本チャンピオンになった凄い方で、軟式の打ち方なのに硬式の強い先輩とも互角に打ち合っていました(笑)。その日本チャンピオンになったコーチの先生は、練習する事柄がなくなってくると、わざとボールをネットの縁に当て、ポロリと相手コートに落ちる魔球を練習していたそうなのです。しかも実践で使っていたと。
ホントに凄い技術です。
最初の英語のリスニングの件もテニスチャンピオンの話も、トップを目指す人々の勉強や練習は一般の想定ではあり得ない状況を想定して努力しているのです。
そういえば、私を含めて「今日はリスニングの音が聞こえづらかった」「周りがうるさくて集中出来なかった」「今日の試合は風が強くてボールのコントロールが出来なかった」etc・・・とまあ、周りの環境のせいにして、自分の練習不足(勉強不足)には言及しないよな。
どんな状況になってもベストを出せる練習をしているトップに人間に立ち向かうには、どこまで自分を追い込めるかが鍵となってきます。
私はダイエット歴はかれこれ40年以上ですが、筋肉隆々の方の筋トレはかなり追い込んで練習しています。私の筋トレは彼らからするとマシンを使った形だけの運動なんですよね、それでは軽い筋肉痛になるだけで減量にはなってないのです。
本当の努力とはあらゆる事態を想定して、それに向けてとことん追い込む努力をしている事なんですよね。
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