宮城・福島県沖地震
2月13日のPM11時過ぎに、私は娘と一緒に居間で雑談していたのです。
まず、テレビが「カタカタ」と音を出し、床が横に「ギュッギュッ」と移動する感覚がありました。
遊園地のコーヒーカップに乗っているような感覚。瞬時に「この地震はデカい」と感じた私は、大声で「地震だ、デカい!!」と叫びました。
東日本大震災で、トラウマとなっている娘は一目散に大きなテーブルの下に潜り込みました。
私は直ぐにテレビを押さえながら事の成り行きを見守りました。
最初の10秒くらいは激しい横揺れが来て、次の10秒くらいから縦揺れに変わりました。
しかも、東日本大震災で体験した縦揺れよりも激しい縦揺れで、家が「ミシミシミシミシ・・・・」と鳴り出しました。
台所の食器がどんどん床に投げ出されて、激しい割れる音が部屋中鳴り響き、家がなるミシッという音は激しさを増してゆきます。
床がまん中から割れて、娘が下へ、落下してしまうのではないかと冷やしやしながら揺れが収まるのを待ちました。
結構長い時間堪え忍んだと思います。
本当に怖かったです。東日本大震災から、地震のトラウマが払拭できず、高い建物には出来るだけ登りたくないと思うほど、地震が嫌いです。
幸い、我が家の被害はそれ程ではなく、診療室も大きな破損はありませんでした。
一番の被害は私の部屋でした。とにかく趣味の模型やその機材、大量のCD等が置いて有りましたから、殆ど床にぶちまけられていました。
約3年かけてコツコツと作り上げた模型は90%が破壊されました(泣)。
ただ、模型はまた作ればいいやと思い直して、すっぱりと廃棄する事にしました。
11時に地震を経験して、朝方5時過ぎまで片付けに時間が掛かりました。
次の日が休日で良かったと心底思いました。
この地震で得た教訓や思う事などなにもありません。ただひたすら怖かった。
家族全員、生きてて良かったって思う事だけです。
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