歯科医師PCR検査検体採取
厚生労働省のHPの中に「新型コロナウィルス感染症の感染拡大を踏まえたPCR検査に係る人材について」というページが出来ました。
このページの中には、「歯科医師によるPCR検査の実施について」というページがあります。
歯科医師が普段、治療の対象としているのは、歯牙という硬組織と頬粘膜という軟組織です。
PCR検査で用いる粘膜表面の検体の採取なんてお手の物です。むしろ専門家といっても良いくらいです(笑)。
言葉が悪いですが、耳鼻科の先生には叶いませんが、それ以外の科の先生よりも歯科医師の方が検体採取は上手いかもしれません(笑)。
しかし、良く考えて見るとこの資料の出所でもある厚生労働省は先日、緊急性の低い歯科治療は控えるような事を国民に向けて発表したばかり。
出来るだけ近寄らない方がよいと宣言した「歯科」にて今度はPCR検査の検体を採取出来る様になったとか、もうメチャクチャ(苦笑)。
厚生労働省内の有識者の方々の混乱が相当のものだと想像出来ます(苦笑)。
しかし、実際の現場の歯科医師の意見は真っ二つです。
検査したい歯科医師と絶対検査したくない歯科医師と。
私はどちらかと言えば開業医レベルでの検査は難しいと考えています。
ちなみに福島県歯科医師会の見解は、「一般の歯科開業医の話ではなく、病院歯科・口腔外科および歯科麻酔医が主たる対象歯科医」との事。
よくよく考えて見ると当たり前です。
開業歯科医の中に検体を安心安全に管理する場所など無いし、それにコロナの感染している可能性のある患者さんが入る様な事態になると、歯科の一般の患者さんが安心して歯の治療が出来ませんもの。
最近のコメント