高齢者の摂食嚥下アプローチ
私が学術理事になって初めての研修会を開催する事が出来ました。
今回はその辺をレポートします。
とはいっても、今回は私が理事になる前から決まっていた研修会だったので、私が行ったことと言えば、講演会の司会と、その後の対応くらいなのです。90%は前理事だったの糠澤先生のお陰です(糠澤先生、本当にありがとうございました)。
今回の講師は、静岡県浜松市にある浜松リハビリテーション病院リハビリ科の医師、高橋博達先生と歯科医師の野本亜矢子先生のお二人に講演をお願いしました。
高橋先生は、現在も太田西の内綜合病院に月一回の割合でリハビリテーションの非常勤講師を歴任しており、過去には働いてもいたので、福島や郡山の地理や季節の変わりめ、街の様子などは熟知しておられます。そのため、先生はなんと会場には趣味と健康の実益を兼ねたロードバイクでご登場。いきなりどぎもを抜かれました(笑)。
リハビリテーションの世界では、医師はどちらかと言えば「監督」の立場にあると、懇親会の会場で高橋先生は述べられました。バランス良く、歯科医師やトレーナー(?)に指示を出し、患者の生活の質を向上させて行く。
また摂食嚥下アプローチでは歯科医師が重要な位置を占めるのは言うまでもないのです。
今回は歯科医師の野本先生が普段我々歯科医師が作製する事の少ない舌接触補助床(PAP)や軟口蓋挙上装置(PLP)の詳しい作製方法や調整方法をご教授頂きました。
VE(嚥下内視鏡)やVF(嚥下造影)というなじみのない画像診断装置を駆使して治療計画を立てていく様は、特殊な治療なため、かなり勉強しがいがあると感じました。
最近のコメント