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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2017年9月28日 (木)

インプラント埋入手術〜ガイデッドサージェリーの外科術式

私の使用しているインプラントはノーベルバイオケア社のものです。
現代インプラントを開発した世界で一番歴史と実績のあるメーカーです。
他の先生方からは多くのご意見、ご反論もあると思いますが、私は世界一番のインプラントだと思っています。
現在のインプラントは価格競争が激しいのです。多くのインプラントメーカーが乱立していますから。
ですから、インプラントメーカーの価格競争はとても激しいものになっています。
10年まえなら考えられない価格でインプラント本体が売られています。
「うちのメーカーはこのパーツが付いた値段でこの価格です。是非乗り換えてください」という宣伝文句です。
なぜ、このような価格競争が出来るのでしょうか?
これは私が聞いた話しなのですが、あまり開発費を掛けていないので価格が抑えられるのでははないか・・・との噂です。
逆に私の使用しているノーベルバイオケア社のインプラントは年々値上がりしています(苦笑)。
担当者曰く、開発費や品質向上のためには致し方ないとの事。これは医院には痛い出費ですが、値下がりするよりよっぽど安心出来ます。
品質に手を抜いていないって証拠です。
どの位の値段の違いがあるのかと言えば、ノーベルバイオケア社のインプラント1本で、他社のインプラントが2本買えるメーカーがあります(しかも、割と有名なメーカーです)。
ただ、インプラントの性能が良くても、手術する技術(スキル)が無いと全く駄目です。
現在私は手術する際は全ての症例で、コンピュータを使用したガイデッドサージェリーの外科術式を採用しています。CT撮影をした顎骨のX線上で事前にインプラント埋入手術のシミュレーションを行い、適切な位置にインプラントを設定し、それをメーカーにネットで送信し、手術用ガイドを作製して手術を行います。
このガイドを用いると、事前にシミュレーションした位置とほぼ同じ位置にインプラントを埋入する事が可能です。
神経や血管等を傷つける事無く手術を完了する事が出来ます。
しかし、このガイデッドサージェリーの外科術式が全てではありません。
患者さんの口の開口量が少なく、手術中にガイデッドサージェリーの外科術式が使用出来ない場合も多々存在します。
そのような時は、ガイドサージェリーを持ちいて、インプラントの方向と深さだけを患者さんの骨に印記し、基本に忠実にインプラントの埋入手術を行っていきます。
そのため、ガイデッドサージェリーの外科術式を用いれば、初心者の歯科医師にもインプラントが手術出来る様になったと思い込むのは間違いです。
やはり基本に忠実に、骨に無理な力(火傷などを負わせない)を加えない優しい外科術式を覚える必要があると考えて下ります。

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