恐るべし北欧ミステリー。
妻がダニエル・クレイグの大ファンなのです。
私は彼が「ミュンヘン」や「ロード・トゥ・パーディィション」等で見かけて、とても演技の上手い俳優だなと思ってた位だったのですが、妻が好きなら私も今度は注意して見てみようと思ったら6代目のジェームス・ボンドに選ばれました。
それ以来、ダニエルクレイグを嫌いな人には出会っていないのですが、私も大ファンになりました。
男性が理想とする肉体の持ち主としても有名です。彼が格好いいのは圧倒的に背中です。あんなに均等の取れた背筋があるのはとても羨ましい。大胸筋や腹筋が格好いい俳優は掃いて捨てるほどいますが、あんなに格好いい背筋は彼だけだと思っているのです。
そんな理由から、彼が主演する映画は基本的に鑑賞する様になったのです。
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「セブン」や「ファイトクラブ」を監督したデビッドフィンチャーが今度は「ドラゴンタトゥーの女」
という映画を監督したというニュースが流れました。しかし、内容がかなり暗い映画で、R12指定の為、興行的には今ひとつという評判がありました。主演はダニエルクレイグとルーニー・マーラ。ルーニー・マーラといえば、私の知っている映画では「ソーシャル・ネットワーク」くらい。ただ、興行的にはぱっとしないのですが、評論家や映画通の間ではすこぶる評判よい。そんな不安定な映画がなんとヒッソリと我が郡山でも短い期間でしたが上映したのです。
丁度、時間の都合もついたしデビッドフィンチャーだしということで一人で観に行きました。
そりゃ、度肝抜かれました。ものすごい映画。
いつものダニエルクレイグではなく、だらしなく中年太りだし、あの可愛いルーニーは超個性的な『リスベット・サランデル』という役どころだし。あっという間に原作本「ミレニアム・シリーズ」を読破しました。とにかく面白い。読んでいるうちに脳みそが麻痺してしまう。もう、体はリスベットに会いたくて会いたくて仕方が無くなってしまう。他の読者の方もリスベット症候群になって居る模様。
そんな時、たまたまなのですが、レンタルDVDで『ヘッドハンター』というスウェーデン映画を鑑賞。これが恐ろしく良く出来た作品。もう引き込まれる、引き込まれる。今の時点で既に4回もレンタルしてきて見ている始末。これは購入しかないと思っていても、あまり売っていないのです。なぜか。
ここで、ミレニアムもヘッドハンターも北欧を舞台にした小説だなと気がつきました。
ちなみヘッドハンターも小説を購入して読んでみたけど、映画よりも面白い。
もしかして、今北欧ミステリーって流行っているのか?と思い、調べて見ると流行しているみたいなんです。
で、今私がはまっているのは、先日お亡くなりになってしまったのですが、スウェーデン人のヘニング・マンケル著の《刑事ヴァランダー・シリーズ》。
とにかく、話しが緻密で伏線が沢山あり、長い(ため息)。しかし、主人公の刑事ヴァランダーが人間くさくて良い!。仕事は出来るが妻には離婚され、腹は出ていてダイエットしようか考えている。恋愛も不器用。常に金穴状態。
読むのが大変なんだけど、これがとても面白い。スウェーデン小説って今の所ハズレ無しって感じなのです。
こんなに質の高いミステリーを生み出す北欧って凄すぎ。
わくわくが止まらない〜〜(笑顔)
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