遠方の患者さんの診察の難しさ
世界的にも有名なとある日本の歯科医師が、「私は他県や遠方の患者さんの新患は診療いたしません」と言っていたのを思いだします。
聞いた当時は、「何を勿体ぶっているのだろう。腕があり、信頼もされているのだから診察してあげたらいいのに」と思ったものです。
しかし、今は考え方が少し違います。
やはり、積極的には遠方の患者さんは、近くの先生に診察して貰う事をお奨めいたします。
決して上記の先生の様に「診察しない」とは断言しないのですが、あまりにも患者さんの負担が大きすぎると感じています。
先日も、仮歯が取れてしまったため何とかして欲しいけど、遠方なので今日の通院は難しい。近くの仮歯だけ付けてくれる歯科医院を紹介して欲しいとの申し出でがあったり、予約をしても、大雪のため通院が出来ないといった状況が必ず起こってしまうのです。
やはり、遠方なので出来るだけ長時間の予約を確保しておくのですが、突然のキャンセルは医院としても大打撃。両者にとって決して良い状況ではないのは確かなようです。
しかし、この問題は全国の同業者の悩みの種。何とか良いアイディアはないのもでしょうか?
最近のコメント