ノウハウを生かした戦略
家からほど近い場所に「コメダ珈琲」がオープンしたのは去年末の事です。
この地域にはくつろげる喫茶店が少なかったので、地域中が喫茶店を渇望していたのは事実なのですが、その異常なほどの人気ぶりには、正直想像を超えたものがありました。
連日連夜ずっと満席。周辺の道路は渋滞が出て、コメダ珈琲の駐車場には警備員も配備された程。
私も、開業当時の平日の夕方に家族で行ったことがあったのですが、とても待った記憶があります。
半年ほど経った現在では、そういった混雑も落ち着いてきて、やっと本来の喫茶店の役割を果たしてきたと感じています。
ところで、昨日家族でちょっと遠い場所にラーメンを食べに行ったのです。遠いと行っても5キロ以内の場所なのですが、なんとそこに新しく「コメダ珈琲」がオープンしていました。
これは、福島県郡山市には「コメダ珈琲」のニーズがあると地域営業部が判断したと思うのです。
非常にリスクのある判断だったと思うのですが、こういったことはスピードが命です。こうした判断を誤るとライバル店がどんどん進出して来ますし、後でやれば良かったでは遅すぎるのです。
郡山の駅前には100メートル以内に「スターバックス」が2店舗もあるのですが、どちらも繁盛していてつぶし合いが起こっていません。というか、福島県内にはスターバックスがどんどん増えてきています。
もちろん、お店自慢の商品群がなければ話しにならないのですが、それを生かすも殺すも経営者次第という事になります。
こういったことは悪いことではなく、むしろ、地域の方々のニーズに応え、地域住民の安定した住居条件を強化していくと思うのです。
私達の歯科医院も、現在開業している場所では、どんな医療が求められているのかを考えながら開業経営を進めなければいけないと思ってしまいます。
一発屋の歯科医院ではなく、愛され続ける街の歯科医院になるために。
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