不意打ちの様にやってくる。
「決して手を離すなよ、今お父さんが助けてあげるからな。」
「もう、無理、手がちぎれちゃう。」
「頑張れ、必ず、お父さんが助けるからな」
「もう少しだぞ〜〜」
登山に行った帰り道、ふいに娘が崖から滑り落ち、間一髪娘の手をつかむ事が出来ました。
しかし、娘の握力は徐々に失われ、汗と共に私の手の中から、ずるずると滑るよう力が抜けて行くのが私の手にも感じられます。
その時、女房が私達に気がつき、助けに来てくれました。
女房が私の手を、体をつかみ、一気に娘の体をたぐり寄せました。娘の手首を私は掴み直し、体をひねりながら崖から引き上げました。その時です。私の背中で「グギッ!」と音がし、強烈な痛みと共に、、、、、悪夢から目覚めました(冷や汗)。
時間は朝方の4時。捻った背中は激痛で寝返りを打つことすらできません。でも、首を捻らなくて良かった。首なら仕事中に痛みで集中力がかなり低下するのです。
やっとの事でベッドから起き上がり湿布を貼ろうと居間へ移動しました。しかし、痛めた場所が背中なので痛みのある場所に手が届かない。エアーサロンパスがあるのを見つけて、背中に噴射したのですが、タイミングが悪く中身は空でした。
そんなとき、トイレに起きてきた母を無理矢理居間に呼んで、背中に湿布を貼って貰いました。
定期的に訪れる背中や首の捻りには、本当にいつも泣かされます。
思い物を運ぶ職業の方は、もっと大変だろうなと同情します。
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