インプラント貧乏
先月の研修会後の懇親会で興味深い話しを講師の三好先生がしていました。
日本を代表するインプランターでもある三好先生ですら、インプラントの手術を始めたばかりの頃は設備をそろえるのがとても大変だったそうです。
何しろ高額。
しかし、インプラントの手術は、何が突発的に起こるかわかりません。そのために十分な知識の吸収と予備を含めた設備(機材、インプラントの在庫)を揃えとかなければいけません。
三好先生は、笑っていいました。本当に最初はインプラントを始めるだけで赤字になる、インプラント貧乏の時期が長く続いて、ひどく葛藤があったと。何のためにこんなに大変な返済を背負い込むのか・・・・と。
実は、この話し私にもよくわかります。本当にインプラントの機材、知識を揃えるのは大変なのです。常に当たらし機材、新しい知識が出てくるのです。毎週の様に研修会に出かけるのはそのためです。
しかし、三好先生は、必ず揃えておかなければいけない物があるといつもいわれていました。それはインプラント用のエンジンと新しいドリル類、予備のインプラント在庫です。
ドリルとインプラントの在庫は常に揃えておきましたが、予備のエンジンは高額すぎるので一つしか持っていませんでした。
よく起こる事故は、手術中にインプラントエンジンが止まってしまうことがあるというのです。エンジンが止まってしまうと、そこで手術は中止です。一大事なのです。
そのため、エンジンだけは金額が高くても2台揃えておけといつも口を酸っぱくしていわれ続けました。
師匠の言葉ですが、なかなか2台目を購入するのは大変でした。
しかし、ついに2台目を購入することが出来ました。これで一安心です。すぐに使用するわけではないのですが心のゆとりは出来ました。後は返済だけです。財布のゆとりを心配しなければ・・・・・。
写真はやっと購入したエンジンです。
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