007 白紙委任状~ジェフリーディーバー
この本を見つけたのが、今年の9月頃。そのとき読んでいた本が読み終わった後すぐに読み始めた。
なんてたって、あのジェフリー・ディーバ-の書いた『007』ものである。興奮しない方がおかしい。
ジェフリーディーバーは、『リンカーンライムシリーズ』で有名。もちろんとても面白い。
007といえば、イアン・フレミングの『カジノロワイヤル』から始まって没する1964年まで書き続けられた。その後、ジョン・ガードナーなど多数の作家により小説化されている。
ジェフリーの書いたジェームスボンドは、映画のジェームスボンドとはちょっと違いました。映画の中の007は、物語の序盤に犯罪の全貌(犯行目的)が明らかになり、それをジェームスボンドが阻止していくという流れ。
しかし、ジェフリーの書く007は、いつものリンカーンライムシリーズの様に、犯人と犯行目的が終盤まで不明瞭です。それを謎解きを加えつつ、ボンドが解決していくという本好きにはたまらない流れです。
しかし、そこは007。ジェームスボンドの容姿、性格は変わりません。酒と拳銃とj女性の扱いには慣れている。あと、Qの開発する新兵器も少し登場。しかし、現在の世情を反映してか、スマートフォンのスパイ・アプリの活躍が多く書かれている事も現在のジェームスボンドらしい。
しかし、この本を読むのは非常に時間がかかった。9月から始まって、12月末まで。
毎日本を持ち運んでいたので、本の背表紙は破れ、本自体がばらばらになる寸前で読了という有様。途中で3冊ほど他の本に浮気してしまったけど、読み終わるとハラハラドキドキのとても面白い本でした。
実は、ジェフリーの未読の本が2冊ほど本箱に。興奮冷めやらぬ内に手をつけるべきか、それとも、スティーブジョブズ関係の本に進むべきか、それとも・・・・・・。
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