陸の孤島(暗い枕元で考えた独り言)
東北の巨大地震がもたらした災害は各方面へとじわじわと影響を及ぼしているようです。
まず、私が住んでいる福島で考えてみます。
福島の場合、原発問題や津波による被災があるため、物資の優先度は被災地へと流れ込んでゆきます。
まずは、食料やガソリン、衣類、生活用具。
これは致し方ないと思います。まず優先すべきは弱者です。
そのため、自分自身の手で物資を手に入れようとすると、高速道路の通行止めやガソリンの問題、宅配物の停止などで、これも上手くいきません。
移動に関しては、大都市と言われるほとんどの場所では交通機関が発達していますので、かなり交通麻痺が起きていても、早起きや電車の順番待ちといった手段を講じれば何とかなるかもしれません(肉体的、精神的には極限的に辛い)。
では福島より北の場合はどうかというと、ほとんどの交通手段(移動手段)は車ということになります。この何日かでガソリンが枯渇し、街の中の動きがだんだんと鈍くなってきています。
私の場合でいえば、従業員が出社する場合も90%は車、来院する患者さんもほとんどが車、歯科材料を配達する歯科材料屋さんも車。
しかも高速道路の遮断、ガソリンの枯渇により、患者さんの来院数が激減し、歯科材料が届けられないために、材料が底をつき、治療が出来ないという八方塞がりの状態に陥ってしまいます。
この問題を関東へと目を向けると、東京電力が原発問題で電力の低下が起き、そのために計画停電を実施しています。その結果、各事業が強制的な停止および事業縮小、閉店を繰り返さなければならないということ。交通機関が制限されるために、人の働く時間が減少し、諸々の生産力・競争力を失っていく。
石原都知事が『これは天罰だよ』と発言し、謝罪撤回しましたが、この天罰というのは、もしかすると「関東の電力を福島で作らせたこと《他力本願》」なのかもしれません。自分たちの使うものを他に依存するという天罰。もし、こういうことだったとすると言葉の使い方は小説家としてはお粗末ですけど。
今回の大地震で私が考えたことは、豊かな生活は、非常に脆く、危うい。
今回の東北大地震は時間が経てば、被災した街は徐々に復興してくるでしょう。しかし、原発(大電力)を失った関東の今後(未来)は恐ろしく暗い。
今の政府が福島原発に変わるエネルギー生産拠点を考えているとは思えないので。
その証拠に蓮舫議員が計画的停電により多くの電力が節約されたという発言をしましたが、それに引き替えて失った経済効果ははかりしれません。大局的な視点でしかなく、庶民の目線ではない。日和見的な考え方。また二次現象として以下のことも考えられます。
電気が止まる→電車が止まる→移動手段にタクシーを利用→ガソリンのさらなる枯渇
自分で自分の首を絞めている可能性も高い。
なんて、ことをずっと枕元で考えていたら、気持ちが沈んでしまった。
このブログを読んでいる方に『おかしくなったの?』と言われても仕方がないですね。
(以前、言われたことがあったので。)
もっと前向きに進んでいかなくては。
こんにちは。
おかしくなんて無いと思います。
家族、スタッフ、患者さんと守る者が増えれば増えるほど
その考えは正しくなります。
お互い頑張っていきましょう〜
こんにちは、みなさん身体はご無事ですか?
私達も親戚を含め無事です
、ブログを拝見しました、まだ営業のめどがたっていませんが、また頑張りましょう、地震後顔を合わせにきて頂いてとても安心しました。ありがとうございます
なべさん
ありがとうございます。
なべさんのMIXIの日記もすばらしかったです。
同業者として、協力できることは協力しましょう。
パンダバーバーズさま
大丈夫ですか?
しろくまは一応明日から診療再開します。2日まえからチョロチョロと水が出るようになりました。
しかし、十分な量ではないので当分の間は午前中のみの診療です。
一刻もはやくパンダさんも営業出来ることを祈っています。
しろくま先生の努力とスタッフや患者さんに対する熱い思いは十分に理解できます!
東京だけでなく、世界を支える福島をはじめとする被災地の皆様には、一日も早い復興と平穏な日常を取り戻すことができるよう心よりお祈り申し上げます。
ガンバレ! しろくま先生☺