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2009年7月 9日 (木)

白ワインでも着色亢進

本日は、デンタルトリビューン紙2009年7月号よりお届けいたします。

◇白ワインでも着色亢進

〈米国〉赤ワインが歯に着色を引き起こすことは以前より知られていますが、白ワインでも同様だといいます。

ニューヨーク大学歯学部教授Mark Wolff氏らは、白ワインの摂取によっても着色を来すことを、4月のIADR/AADR/CADR年次大会で発表しました。

同研究では18本のウシ抜去歯を用い、紅茶液に浸透する前に1時間赤ワインに浸漬した群(赤ワイン群)、紅茶液に浸漬する前に1時間白ワインに浸漬した群(白ワイン群)、紅茶液浸漬前に1時間水中に保管した群(統制群)の3群にわけました。

分光測色計による解析の結果、統制群と比して白ワイン群で顕著に濃い着色が確認されました。

同士らは、「コーヒーや紅茶と同様に、ワインに含まれる酸が歯の表面を粗造にし、着色物質が浸透しやすくなるのだろう」と考察しています。

もちろん、赤ワインのほうが、白ワインよりも有意に強い着色性を有している。赤ワインは白ワインに比べて着色生成物質(クロモゲン)の濃度が高いためだと解釈されています。

ワイン愛好家に対して、同氏らは、「着色を過剰に恐れる必要はない。ホワイトニング効果の高い歯磨剤で十分にブラッシングすれば問題はない」とコメントしています。

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