しろくま歯科医院 WEBサイトへ

しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
calender

2024年12月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
AED
当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

最近のトラックバック

アーカイブ

リンク



« 抜歯を宣告するときの辛さ | メイン | 医療相談窓口の苦悩 »

2009年3月15日 (日)

歯肉出血や腫れ

本日は、花田先生、井田先生、野邑先生の著書『むし歯・歯周病』よりお届けいたします。

◇痛くもかゆくもないのに、歯の根元では歯周病がはじまっています。

歯周病は、歯を支えている骨、歯槽骨が溶けてしまう病気です。痛くもかゆくもないので、気づきにくいのが厄介なところです。

「歯ブラシで磨くと血が出る」、「歯肉が腫れている」程度のところできずくと治療も比較的簡単ですので、ちょっとおかしいなと思ったら、迷わず歯科医に行きましょう。

歯周病の治療もむし歯の治療と同じように、検査からはじまります。

まず、歯周ポケットの検査(ポケットプロービング)をします。歯周ポケットとは、歯と歯肉の間のすきまです。ここが歯周病の発生場所です。歯と歯肉がぴたっとついていれば、ポケットは出来ないのですが、もともと1mmぐらいの歯肉溝というすきまがあります。これが、歯周病のために30代半ばぐらいから徐々に深くなって、歯と歯肉の間に隙間が開いてくるのです。

3mm以上の隙間が出来ると、炎症が起き、出血します。歯周病が始まっています。

ポケットの検査ですが、中の歯垢をきれいに取り除き、歯肉の腫れがおさまってから、細い針のような器具を歯と歯肉のすきまに差し込み、歯周ポケットの深さを測り、出血のあるなしなど歯肉の状態を調べます。

それともう一つ重要なのは、X線検査です。歯を支える骨に変化がないか調べます。歯周病が歯の根元で進むと、歯を支えている歯槽骨が、自分にも害が加わることを恐れ、退却していくと思ってください。

この歯槽骨が減っていっていないかを調べるのが、X線の検査です。

参考文献 むし歯・歯周病~もう歯で悩まない~ 花田信弘 井田亮 野邑浩美 共著 小学館

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/161388/18856901

このページへのトラックバック一覧: 歯肉出血や腫れ

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。