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2009年1月20日 (火)

食べ物の消化や味覚に欠かせない舌の動き

本日は、高津正利先生の著書『現代喫茶養正記』よりお届けいたします。

★食べ物の消化や味覚に欠かせない舌の動き

咀嚼・嚥下・溝音に関わる「舌」はどのような働きをしているのでしょうか。

舌は、歯の下にある下顎骨から一方向に延びた筋肉の集合体です。

舌の筋肉は、主な三つの外舌筋と舌全体を作る二つの内舌筋から出来ていて、これらが複雑に組み合わさって、自在な動きを可能にしいます。

咀嚼機能としては、食べ物を噛むときに、口に含んだ食べ物を歯の上に運んで押さえ、それを繰り返しながら、歯が食べ物を細かく噛み砕く際の補助を行っております。そして、歯と舌のコンビネーションによって、細かく噛み砕かれた食べ物は、唾液と混ぜ合わさって、食塊となり、胃や腸で消化・吸収されます。

このように、嚥下をスムーズに行い、内臓に負担なく食べ物を消化・吸収するためにも。舌の働きが重要になってくるわけです。

もう一つ、舌は重要な働きを担っています。それは「味覚」。

舌が味覚を司っていることはよく知られていますが、その秘密は舌の表面にある「味蕾(みらい)」という細胞の働きで、この細胞は、上顎や頬の内側にも存在します。

「入れ歯では食べ物の美味しさを感じられない」というのは、入れ歯が口の中の粘膜を覆ってしまって味蕾細胞のセンサーが鈍るためです。

この味蕾細胞が、甘味、塩味、旨味、酸味、苦味などの食べ物の味を察知し、察知された味覚情報は、食べ物の成分によって、神経伝達物質を通して脳に信号をおくります。脳はそれが栄養素か有害物質かを判断し、必要成分を消化するよう胃や腸の消化器官に情報を伝達。胃や腸はその情報を受けて、消化の準備を整えます。

また、味蕾には、顔面神経や迷走神経が関与しており、口の周囲の筋肉を動かすことによって表情をつくることが出来ます。ですから、味蕾細胞に異常が起きると、味覚障害になったり、顔面神経痛などの表情の歪みが生じます。

味覚障害は、味覚が減退したり消失する症状ですが、「塩味は分かるのに甘味がわからない」「何も食べていないのに苦味などを感じる」「食べ物が本来の味とは違った味がする」「塩味を苦味や酸味などに感じる」などの症状を引き起こすこともあります。

風邪や頭部外傷などによっても、「味がしない」ことがありますが、味覚自体が正常であれば、一時的な風味障害なのでさほど心配にはおよびません。

明日は味覚障害についてお届けいたします。

参考文献 現代喫茶養正記 高津正利著 文芸社

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