歯の無い人は寝たきりになりやすい
本日は吉川涼一先生の著書よりお届けいたします。
歯のはい人は寝たきりになりやすい?
「虫歯や歯周病で歯を失ってしまった人は、老後寝たきりになりやすい」という統計結果をご存じでしょうか。
若い頃からはを大切にして出来るだけ歯を残すことが、老後の幸せにも繋がるというお話です。
統計的に見ると、歯を失った人はそう出ない人に比べて、寝たきりになる確立は10倍、アルツハイマーになる確立は4倍高いと言われています。
また、日本歯科医師会が薦める「8020(ハチナルニイマル)運動」(「80歳になって20本以上、自分の歯を残しましょう」という運動)の中で行われた調査では、お年寄りの歯がどれだけ残っているのかということと医療費のあいだに明らかな関連があることがわかりました。つまり、残っている歯の数が多い人ほど、医療費が安かったのです。
ちなみに、兵庫県歯科医師会が高齢者を対象に行った調査では、残存歯20本以上の人と、まったく歯のない人では、1ヶ月の医療費に1万5000円もの差がありました。
歯は、健康のバロメーター。歯を失ってしまうと、健康を維持している生活活動の一部が狂ってしまうので病気になりやすいのです。それが、この統計結果に現れていると思います。おろそかには出来ませんね。
参考文献 金属アレルギーと歯科治療 吉川涼一著 現代書林
歯に感謝して大事に丁寧につきあいます。