Making you smile
先週の日曜日に、Nobel Biocare のEsthetic Forum2008に参加してきました。
前日の夜から品川入りしていたのですが、ひどい大雨でとても不安でした。
勉強会や研修会や今回の様なフォーラムに参加する時は晴れていて欲しいのです。
天気が悪いと、まずそのことを考えてしまうからなのです。
「あ~雨か。傘が必要かな?」とか「着込んでいった方がいいかも」
と言った具合。
天気が良いと、「よし、今日も頑張るぞ」とすぐに研修モードに頭を切り換えることが出来るのです。
当日雨はしっかりと降っていました。湿気でスーツの中が汗ばんでいるのが分かります。
気が重い感じです。
宿泊しているホテルから会場までは目と鼻の先なので、徒歩で10分ほどです。
しかし、会場入りして状況は一変しました。
すごい熱気です。多くの歯科関係者が列をなしています。
今回参加したブローネマルクという会社は審美歯科とインプラントの会社なので、
今回もインプラント診療に対する熱い議論を聞くことが出来ました。
毎日、一人で多くの判断を迫られているので、どうしても考えが固まってしまいがちです。
今回のように、一度に多くの先生の意見を聞けるというのはとても貴重です。
しかもプレゼンターの先生方がコツコツと診療のデータを蓄積し、それをもとに新たな新療法を開発していく。それがほとんどの場合、患者さんに還元されているというのが、本当に素晴らしいと思いました。
ただ、残念なのは日本の薬事法の認可がおりるのが極端に遅いこと。素晴らしい器具が開発されて、日本以外の国々ではすでに認可がおり、使われ始めているのに、日本では使用することが出来ない。
私も今回、参加した大きな目的の一つに大きな買い物の下見というのがありました。しかし、またしても認可の壁が障害になって、購入することが出来ませんでした。
その購入を見込んで治療計画を立てていた患者さんには別の診療方針を考えなくてはいけないようです。
それにしても、日本の歯科医療は明るい感じがしました。歯科医師の熱気がすごく感じられます。みなとても真剣でした。
大きな大会でしたので、多くの知人の先生や先輩とお会いすることが出来ました。こういうのって嬉しいですよね。
先生方の熱気と真剣さに何か明るい安心を
いただきました。