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2008年4月14日 (月)

歯科恐怖症を克服

本日は、デンタルトリビューン紙2008年4月号からお届けいたします。

経口剤による鎮静法で歯科恐怖症を克服(米国)

不安障害に悩まされる人が増えている現在、歯科恐怖症の克服への注目も高まっています。米国立精神衛生研究所によれば、米国では毎年4.000万人が一つ以上の不安障害に罹患しているといいます。

過去の疼痛経験が歯科恐怖症と関連

全般性不安障害(GAD)から心的外傷後ストレス障害(PTSD)に至るまで、不安障害の重篤度は多様であります。歯科では近年、疼痛を軽減し、快適かつ迅速に処置を終えられる治療法が導入されつつありますが、歯科恐怖症の患者さんは、針やタービン(歯を削る機械)の事を考えただけで憂鬱になります。

幼少時に経験した、痛みを伴う歯科治療が恐怖の根元となっていると考えられます。患者の不安が現実のものであろうと想像上のものであろうと、彼らの感じている恐怖は現実のものなのです。このため治療が必要であっても、歯科医院から遠ざかっている患者さんは多いのです。このような恐怖から多くの人を救う方法として、経口剤による鎮静法を提供する歯科医院が増加しています。

経口鎮静法により不安感を除去

注射剤と比較して経口剤は管理や投薬が簡便であり、安全性も確認されています。経口鎮静法では、GADやPTSDの治療に広く使われていまるベンゾジアゼピン系の薬が使われています。頻繁に処方されるロラゼパムはパニック障害の治療で、トリアゾラムは睡眠導入剤として、そしてジアゼパムは不安障害や不眠症の治療によく使われています。

それぞれの用法、用量にしたがって歯科治療前もしくは1時間前に服用することで、患者さんはリラックスして快適に治療を受けられます。歯科医は、患者さんの精神状態や他の薬との相互作用を考慮して薬の種類や用量の変更、あるいは、診療時に処方の追加を行うこともあります。

さらに、経口鎮静法は不安感を取り除くだけでなく、不安を持続させる恐怖のスパイラルを断ち切るのにも有効です。患者さんは安心して、平静に歯科治療を受けることができるため、歯科治療を不快な経験ではなく、前向きにとらえなおすことが出来ます。

これにより、徐々に歯科治療に対する姿勢が変わってきます。また、1回の来院時に今までより多くの治療を実施できるので、来院回数を減らすことが可能になり、患者さんにとっても歯科医院にとっても都合がよいのです。

経口鎮静法を用いた歯科恐怖症の克服は、しばしば「リラクゼーション歯科診療」と呼ばれます。不眠症の治療に使われる薬剤を使用しますが、治療中に患者が意識を完全に消失するようなことはない。しかし薬剤によって意識レベルは低下させているため、患者さんは治療中の出来事をほとんど覚えておらず、術後の不安感や疼痛の記憶も軽減されます。

米国では、成人の30%が歯科医院での定期検診に行っていないと推計されます。経口鎮静法を利用すれば、恐怖心のために歯科医院に行けずにいる多くの患者さんが救われます。

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