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2007年12月23日 (日)

生活の中の口腔衛生3

昨日の続きです。

ブラッシングによる清掃法

機械的清掃法とは、歯垢や舌苔(舌背表面の粘着性の汚れ)を、機械的に取り除こうというものであり、歯ブラシを用いる方法が主となります。補助的手段として、デンタルフロス、歯間ブラシなどを用います。

歯科医院で行うPMCT(プロフェッショナル・トゥース・クリーニング)も、この延長線上にある、非常に効果の高い方法の一つです。

現在まで、最も歯垢除去効果の優れたブラッシング法はバス法であり、多くの歯科医院において成人にはバス法を中心に指導していますが、操作が難しく、マスターするまでには歯科医院にてブラッシング指導を受ける必要があります。

1)歯ブラシの選択

最近では電動歯ブラシについての質問が多く「使って良いものか」あるいは、「何を使えばよいか」と聞かれます。

著者も朝・昼のブラッシングには電動歯ブラシ(厳密には音波歯ブラシ)を使っており、電動歯ブラシを否定するものではありません。著者のクリニックでは、以前に市販電動歯ブラシの一覧表を作り、推奨できる製品をリストアップしたことがありますが、電動歯ブラシのモデルチェンジが早く、中には同一の製品名で全くシステムが変わってしまうものも見受けられました。

したがって、現在はどれがよいかといったアドバイスは出来ないのが実状です。著者は、朝、昼を人前に出るためのエチケットとしての歯口清掃、夜を一日使用した歯・歯肉をケアするための歯口清掃と2種類に分けて考えています。

その意味では、エチケット用のアイテムとしては利便性が高いのです。ただし、一日一回は、手用歯ブラシとともに、デンタルフロスか歯間ブラシ、さらに洗口剤まで使用して手入れする必要があります。

デンタルフロスの効果は、歯ブラシとの併用で90%の歯垢除去率があります。

また、最近は、ティートリー(オイル)、ペパーミント(フレーバー)などフレーバー付きやエッセンシャルオイルを含有させたフロスが多く市販されるようになり、むしろ香りのないタイプのほうが少数になりました。

参考文献 オーラルケアのためのアロマサイエンス 千葉栄一著 フレグランスジャーナル社

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