無理矢理生えてくる親知らず
本日は、日本デンタルコンシェルジュ協会佐伯健太郎さんの著書からお届けいたします。
無理矢理生えてくる親知らず
1人ひとりの顔や性格が違うように歯並びにも個性があり、時には歯の噛み合わせにも影響を与えます。
その代表的なものが「親知らず」です。
親知らずは元々あるべき歯の数には入っていないため、口の中に生えてくる場所が用意されていません。そのため、無理矢理横向きや斜めに生えてきて他の歯を圧迫するため、歯列を乱して噛み合わせを悪くしてしまうのです。また歯の一部だけが出ている場合が多いため、周りの歯肉は炎症を起こしやすく虫歯にもなりやすいという特徴もあります。
もともと親知らずには食べ物をすりつぶす役目があったのですが、人間が柔らかい食べ物を食べるようになったために必要が無くなってしまいました。そのため、この歯が4本ともきちんと生えている人は少なく、横向きや斜めになった親知らずが顔を出さず、歯肉の中に完全にもぐったままの人も少なくありません。
親知らずはもぐったままで成長します。前方に成長した場合、その力は前歯の歯列を乱す原因となります。
また、下顎の骨が成長を邪魔する場合は後ろに成長し、鼻腔に入ってしまいます。その時の力が顎関節症を引き起こすことが多いのです。
参考文献 噛み合わせが教える健康の秘訣 日本デンタルコンシェルジュ協会 佐伯健太郎著 メディアポート
私は 親知らずがありません
しかし 親知らず とはイーイ名前ですこと。