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2007年8月17日 (金)

子供の噛む力低下

ちょっと古い情報なのですが、福島民報7月8日付けの記事です。

子供の噛む力低下・・・虫歯は減少、生活習慣にも注意を

歯の健康に対して学校や家族の意識が高まり、子供の虫歯はこの20年で激減しました。

一方で食生活の変化などから、噛む力は低下し、歯肉炎なども増えています。学校ではブラッシング指導だけではなく、生活習慣を見直すことで歯の健康を守る活動も始まっています。

「サッカーのシュートや野球のバッティングの瞬間、選手は歯を食い縛ります。歯が丈夫でないとスポーツで良い成績を出せません。物をよく噛む事には、歯をきれいにする働きもあるので、しっかりと噛む習慣を付けましょう。」

「虫歯予防デー」の6月4日、東京都荒川区立ひぐらし小学校で行われた特別授業「カミカミスクール」。日本歯科大学東京短期大学(東京都千代田区)の福田教授は、子供たちに噛むことの大切さを訴えました。

福田教授らは、透明フィルムを使って全児童約380人にの噛む力や左右のバランスを測定。さらに色つきのガムを噛んでもらって自分の噛み具合の特徴を確認させると、子供たちは興味津々の様子で説明に聞き入っていました。

文部科学省の学校保険統計調査によりますと、虫歯(処置ずみを含む)のある小学生の割合は1986年に91.2%でしたが、2006年には67.8%にまで低下。12歳児一人あたりの永久歯の虫歯の本数も4.58本から1.71本に激減しました。

中央教育審議会の学校安全部会委員を務める日本学校医会の丸山進一郎専務理事は「虫歯予防に対する家庭や学校の意識が高まった事に加え、医療体制が充実したことも大きい」とその背景を指摘しています。

ひぐらし小学校では、これまで歯科検診や歯磨き指導を行って来ましたが、「カミカミスクール」後、3年生と5年生の2学年が7月下旬まで、虫歯菌を弱らせる効果があるとされるキシリトール配合のガムを毎日、給食後に2粒かみ、噛んだ回数などの記録を付ける活動を始めました。

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