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しろくま先生のブログ
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2006年10月16日 (月)

語句説明

私の性格のひとつなのですが、私が「格好いいな」と思った人の真似をしてしまうというものがあります。

見ていてあこがれると、どうしても自分もそうなりたいと強く思ってしまうのです。そんな憧れを抱いた先輩がいます。

この方は神童と言われるほど頭が良いのですが、彼と食事に行ったり、ご自宅に遊ぶに伺ったりすると、彼の人となりをかいま見れることが多くあります。

彼の性格を一言でいえば、慎重なのです。ミスの少ない人生をご自分の意志の力で進んでいられる感じがします。

たぶん、彼は私たちには決して言わないけれど、本当は楽したいのではとは思っているのですが。

で、私が彼のどんな事を非常にかっこよく見え、憧れたかというと、彼は、説明書や契約書と呼ばれるものをとにかくじっくり読むのです。

例えば、電気屋さんへ行って電化製品を買ってくるとします。そんな時、まずたいていの人は、とりあえず使ってみて、それから疑問に思っている箇所の説明書を読み返すという行動を取るのではないのかと思うのですが、彼の場合は、違うのです。

焦る気持ちをグッと抑えて、まず、じっくりと説明書を熟読するのです。それからおもむろにひとつ、ひとつ順序よく試していくのです。そのぐらい慎重ですから、失敗が極端に少ないのです。

そんな彼の性格が幸いした出来事があります。海外から購入した高価なプラモデルがあったのですが、彼が組み立てる前にしっかり部品の確認したおかげで、欠損のパーツを発見したそうです。かれは、しっかり手順を踏み、英文でパーツの請求をしたそうです。むろん歯医者で手先が器用で、この性格ですから、出来上がったモデルはとても美しかったです。

私の所属している医局でも、彼のそのような性格を知っていますから、教授や幹部はまず診療で使いたいような機材を何気なく彼に見せるのです。彼がしっかりと理解し、理解しやすい様に上手く内容を咀嚼して、そして教授や幹部と話しをし、今後の購入機材を決定していたようなきがします。

私は、面倒なので、すぐ彼に相談することにしていました。彼に相談して購入したパソコンはとびきり使いやすかったです。今はもう古くて使いものになりませんがいまでも大切にとってあります。

幸い、私にはそんな彼に憧れていましたので、今はすっかりその癖が付きました。難解な書物にも臆することなく読み進む事が普通に出来る様になりました。

いま、私が困っている事に歯科用語があります。

今、日本全国には多くのスタディーグループが存在し、そのグループ内でのみ分かる語句というのが存在します。

その難解な語句が論文等にもたびたび登場するので、読み進む事が難しくなってきました。パソコンの説明書に何を言っているのか分からない言葉が多くでてくるのと同じです。あれに閉口されている方も多いと思います。

そのため、私は数年前からそれらの言葉を一つ一つ集めて、ノートにまとめているところです。非常に地味な作業なのですが、きっとこれが出来上がれば歯科医師の方は喜ぶと思うのですよね。

なぜこんな地味な事しているかと言えば、彼の様に自分がなりたいと思う気持ちが強いからです。たんなる自己満足にほかなりません。でも誰にも迷惑をかけないからいいかなとも思ってはいるのですが。

しろくま先生の憧れている人が、どんな人に憧れているかも興味がありますよね。その、素敵な先生の、憧れの人を今度聞いてみてください。


お姉さんのコメント、私も同感
もしかして、正反対かも?
兎に角、説明書を解釈するのは苦手、
努力します。

by ゆここ | 2006/10/16 15:10:10

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