ビタミンDとカルシウムの効果
今回は、「DENTAL TRIBUNE紙」から、ビタミンDとカルシウムに付いての記事をご紹介いたします。
ワシントン大学医学部放射線科のCharles Hidebolt博士は言います。
「ビタミンDとカルシウムの不足が骨粗鬆症や炎症を引き起こすということが、多くの研究で分かっています。」
「炎症は歯周病の症状としてよく知られているが、カルシウムとビタミンDの不足が、歯周病の危険因子になるのではないかと考えられています」
ワシントン大学の研究員によると適量のビタミンDを摂取するには、太陽の光が最良の方法だといいます。
米国立衛生研究所によると、季節、地理緯度、時間、雲量、スモッグ、日焼け止めが紫外線暴露とビタミンD合成に影響を及ぼすとしている。
少なくとも1週間に2回、10~15分間、顔、腕、手あるいは背中への日光暴露によって、十分なビタミンDをとることができるとしています。
日光暴露が限られた地域に住んでいる人は、牛乳や卵、イワシ、マグロといったビタミンDが多く含まれているものを食べると良いかもしれません。
米国歯周病学会の会長であるVincent J.lacono博士は言います。
「日焼け防止を推奨しているわけではないのです。かといって、長時間にわたる日光浴を推奨しているわけでもありません。完全なUVブロックなどなく、むしろ現在、市場で最も効果的な日焼け止めは、適量のビタミンDを形成するために、十分なUVを通すことです。」
歯周病は治療しないでいると、骨や歯を失う事になりかねない細菌病です。多くの感染症はビタミンDの不足を関連している。
また、ビタミンDが炎症性サイトカイン産生を抑制できることが明らかになったいます。(炎症性サイトカインとは体全体に破壊的影響をもつ分子のこと)
「歯周病はサイトカイン産生を増加させるが、、ビタミンDがそれを抑え、場合によっては、歯周病のリスクを減らすことも出来ます」とHidebolt博士。
「ビタミンDとカルシウムの不足に関係した健康上のリスクや、ビタミンDとカルシウムが歯周病にどの様な効果をもたらすかを明らかにするためには、なおいっそうの研究が必要になります。我々が更なる情報を得るまでには、ビタミンDとカルシウムのサプリメントについて慎重に医療サービスに相談する必要があります」とは lacono博士
女性にとっては紫外線とビタミンD、どちらを優先させるかは非常に判断が難しい所です。
皮膚科の先生が言うのは紫外線はやはり肌には良くないという説が有力です。このことについて詳しい情報があれば、またお伝えしていきたいと思います。
これからは暑くなり紫外線と日光浴との戦い
森林浴は少しはいいかしら?
朝、起床して窓を開け何時も太陽に手を合わせています。