閏年(うるう年)。
今日は4年に1回の閏年何ですね。
電卓で有名なCASIOさんのページにうるう年の事が詳しく書かれていたので、ここに引用してみます。
「うるう年の目的」
うるう年の主な目的は、太陽暦(太陽の位置に基づく暦)と、我々が日常生活で使用する暦(グレゴリオ暦)とのずれを修正することです。
地球は、太陽の周りを約365.2422日で1周します。しかし、我々のカレンダーは、1年を365日としています。このため、約0.2422日のずれが毎年発生します。このずれが積み重なると、4年後には約0.2422日×4 = 0.9688日のずれが発生し、太陽暦とグレゴリオ暦の日付がずれてしまいます。
この問題を解決するために、うるう年が導入されました。うるう年に1日追加されることで、このずれを補正します。ただし、4年ごとに "1日" 追加されてしまうので、それでは本来のずれよりも 約0.0312日(1日 - 0.9688日)分、多く加えていることとなります。
この約0.0312日のずれをさらに補正するために、上記の「うるう年の計算方法」で述べた、100で割り切れる年と400で割り切れる年の例外ルールが適用されています。
これによって、グレゴリオ暦ではうるう年が400年に97回設定されることで、1年の平均日数が365.2425日となります。これは太陽暦の1年の長さ(約365.2422日)と約0.0003日程度の差となり、厳密には同じではありませんが、このまま使用していてもの差し支えない程度の誤差ということで、現状この計算方法でうるう年が設定されています。
「うるう年が無いとどうなる?」
うるう年がない場合、次のような問題が生じて私たちの暮らしに影響が出てしまう可能性があります。
- 時刻のずれ:うるう年がないと、太陽暦の一年(約365.2422日)とグレゴリオ暦の一年(365日)との間のずれが積み重なり、数年後には季節の開始時期が大きくずれることになります。
- 農業の影響:季節のずれが生じると、農業に大きな影響が出る可能性があります。作物の植え付けや収穫のタイミングがずれると、収穫量や品質に影響が出るかもしれません。
- 文化や伝統の影響:多くの文化や伝統は、特定の季節や日付に基づいています。うるう年がないと、これらの日付がずれてしまい、伝統的な行事や祭りの日程が変わってしまう可能性があります。
- 経済活動の影響:季節のずれにより、観光業や小売業など、季節に依存する産業に影響が出る可能性があります。
- 日常生活の影響:長期的には、季節のずれにより、服装の選び方や生活リズム、健康に関する注意点など、日常生活の様々な面に影響が出る可能性があります。
以上のように、うるう年は私たちの生活において重要な役割を果たしています。
何気なく4年に一度のうるう年を迎えていましたが、こういった大事な役目があるのですね。
カシオさん、勉強になりました。
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