ピエゾサージェリー。
私は外科的処置が得意なので、必然的に外科的な器具が多く揃える事になります。
歯科での外科的処置としては、骨の処置が多くなるので、どうしても骨の切削器具が必要になります。
骨は、痛みの知覚が無いので、ついつい無理してドリル等で削ってしまうと骨が火傷を起こして骨が壊死を起こしてしまい、予後不良に陥ってしまいます。
水平埋伏智歯(横向いている親知らず)の抜歯などやインプラントの手術では骨の切削を必ず行うのですが、その際に骨を丁寧に扱わないと大変な事になります。
だから、10年程前から骨切削器具であるピエゾサージェリーという機材を使ってきました。
このピエゾは骨に過大な負担を掛けること無く、まるで紙を切るように骨の切削が出来ます(この境地になるまでにはかなりの練習が必要です)。
当院で長年使ってきたピエゾの修理期間が年内で終了という残酷な通知が来ました。そこで、まだ壊れてはいない当院のピエゾですが、壊れて修理が出来ない事が確定したので、2代目を迎える事にしました。
かなり高価な器具なのですが、ピエゾ2台体制となり、日常的に行われている抜歯処置がスムーズに運営出来る様になって良かったです。
こんなことなら早く2台目を購入すれば良かった。
無論、1台目も大切に使って、出来るだけ2台体制を保ちたいと思います。
最初の写真が初代ピエゾ。
2枚目の写真が2代目。
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