私のインプラント考察。
今はインプラント手術の垣根が低くなったのか、歯科医師会の先生方が抜歯でもするかの様に日常的に行っています。
私は古い人間なのか、今でもインプラントは「特別な治療」というカテゴリーの中に入っています。
だから、滅多な事ではインプラントを勧めないし、引き受けた時は、資料を徹底的に作成し、ミーティング(院内カンファレンス)を開いて、患者さんの情報を院内で共有します。
患者さんの内科的疾患の有無、手術日の予約の調整、使用する機材の在庫の確認、手術につくスタッフ、技工部、手術中のビデオ録画、術後の体制等々(患者さんのインプラント教育もありました。メンテナンスの重要性の確認等々)。
手術の日は、院内一丸となって取り組むので、一つの手術が終わると、かなりヘトヘトになってしまいます。
だからスタッフも手術が始まる前には手術室の機材を一度全部外に出して、床から壁まで全て滅菌処置して臨みます。
そんなに注意をしても、この10年で2件ほど失敗してしまいました。
本当にインプラントは難しいし、勉強を継続して行わないと行けません。
やり甲斐はありますけどね。
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