舌癌
堀ちえみさんご自身が「舌癌」で在ることを公表し、闘病されています。
さぞかし、辛く大変なことと、お察しいたします。
一刻も早い回復を願っております。
舌癌の認識は、私達が20年以上前に歯科大学で習ったときと、だいぶ統計的に変わってきているようです。
私が大学で舌癌を学んだときは、2:1で男性の方が発症率が高いとされていました。
理由としては、喫煙率が高く飲酒量の多い、生活習慣がよくない中高年の男性が発症しやすいから。
ところが、日本癌治療学会がんの診療ガイドラインによると、口腔がんの罹患(りかん)者の男女比は変化してきていて、近年は男女比3:2と、女性の比率が高まっているという。なかでも、若い女性に口腔がんが増えているらしいのです。
口腔がんが若い人たちに増えている理由は、まだ明らかになっていないのです。
一番の原因は、先天性の物ではなく、後天的に慢性的な刺激を受けて発症するものなのです。
では、その後天的な刺激とはなにかといえば、放置した虫歯の鋭利な部位が長期間、舌に刺激を与え続けていたり、歯並びが悪く舌の動きを妨げたり、傷を付けたり、合わない入れ歯を長期間入れていたり等の長期間慢性的な悪い刺激を舌に与え続ける為に起こると言われています。
そこに、喫煙の習慣があると一気に癌化のスピードが上がります。
セルフチェックでの舌癌が口内炎かの違いですが、治る期間が大事になります。口内炎は長くても10前後で完治しますが、1ヶ月以上も状態が良い方向へ変化が無い場合は直ぐに専門医に相談するべきだと感じます。
口の中の癌は悲惨です。
状態が悪化する前に対処する事をお奨めいたします。
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