これは辛いね。
先日、安西水丸展を観に行った事を、このブログで報告させて頂きました。
そうしたら、心境の変化が起きたのか、懐かしくなったのか、村上春樹さんの著書「村上朝日堂」を再び読みたくなりました。
もう、何百回と読み返した本です。2回ほど買い直したかな。
読み直してみて、とても懐かしかったです。
本中では,村上さんはまだ30歳代。私は10代でしたから本当に、本当に昔々ですね。
そのエッセイの中に、村上さんが遠い昔の役人が考えた「拷問」が非常に良く出来ている・・・見たいな事が書かれていました。それが実にユニーク(笑)。
その中で、村上さんが昔見た「マラソン・マン」という映画の話しが出ていました。
その映画は、ナチの残党がユダヤ人の青年を捕まえて拷問する話しだったみたいなのですが、このナチのおっさんがもと「歯科医」で、青年の虫歯をドリルでぐりぐりと神経をひっかき回し、それをしつこく繰り返す。。。。みたいな映画だったみたいです。
村上さんは、「普通に歯科医に通院しても怖いのに、こんなの見せられたら怖くて歯科医院に行けないよ」なんて書いて、このエッセイを閉じている(苦笑)。
ほんと、この神経露出ぐりぐりなんて歯医者でやられたら、まず気絶しますね(泣)。
しかし、読み返せば、読み返すほど、歯医者は怖いって感じるね。
優しくしなくちゃね。
最近のコメント