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しろくま先生のブログ
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2017年7月19日 (水)

HACKSAW RIDGE

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映画を見たいと思ったとき、この映画はDVDがレンタルされるまで待とうか、とか、この映画はどうしても映画館で鑑賞したいとか、の基準が人ぞれぞれあると思います。
もちろん私にもあります。
今回紹介する映画「HACKSAW RIDGE」は是非とも映画館で鑑賞したいなって思っていました。
ただ、地元の郡山では上映していなかったのです。
隣町の福島で、夜の8時半から上映していると分かったので奥さんを誘い土曜日の診療終了後に出かけて鑑賞してきました。
ただ、この日は私の体調が悪くて、38度の高熱があったのです。そのため、診療終了後にちょっとだけ寝てしまいました。奥さんはもう私は映画に行くつもりが無いために寝ているのだろうと思ったそうなのです。私は9時半からの上映と勘違いしていて、少し位寝ても大丈夫だろうと勘違いしてしまったのです。実際は8時半。体調も悪いし、時間は無いから「駄目なら福島でご飯を食べて帰宅すればいいか」って事で、取りあえず出発しました。
映画館には開始5分前に到着。
観客も多くなく、ゆっくり寛いで映画を鑑賞する事が出来ました。
映画の題名となったHACKSAW RIDGEとは沖縄の前田高知の事で、多くの死者を出した壮絶な戦いの場所としても有名な所です。アメリカ兵がのこぎりの様に切り立った崖の様な形態だっため「のこぎり崖(HACKSAW RIDGE)」と呼ばれたそうです。
この映画は良心的兵役拒否者(宗教上などの信念に基づき、兵役を拒否する者)でもあるデズモンドがナイフ一本、銃すら携帯せずにハクソーリッジの激戦の中、仲間が引き上げた後も一人戦地に残り、75人の負傷者を救ったという話しです。かなりざっくり言うと。
このデズモンドが良心的兵役拒否になった理由を映画の前半で語っているのですが、幼少期に経験した大きな心を揺るがす出来事が人間の一生の信念を決定するのだなと、この映画を観て気がつきました。
映画とは関係無いけども、子供の教育はいかに小さい時に多くの経験、体験をさせてあげる事が大切なんだなと熱にうなされながら鑑賞していました(高熱のなか映画を鑑賞すると関係無いことばかり考える)。
なぜハクソーリッジでは激戦になったかと言えば、日本軍は海と空をアメリカ軍に包囲され、補給の出来ない持久戦だったのです。決して白旗を揚げない日本軍ですから、「窮鼠猫を噛む」ではないですが、死ぬ気でアメリカに向かっていくしかなかったのです。
ただ、補給品が切れれば戦えなくなり、陥落寸前だったのです。
同じ日本人としてとても複雑でした。たとえそれが真珠湾攻撃での報復だったとしても。
帰還をめざすアメリカ兵とお国のために命を捧げている日本人。
死ぬ気でやれば何でも出来るみないた心情はこういった所からきているのでしょうか?
今は効率的に・・見たいな事が叫ばれていますが。
なんだか見ていて切なくなる映画でした。