GWの思い出③〜京都到着
福島県から京都まではかなりの距離です。
朝7時の新幹線にて東京駅まで行き、そこから東海道新幹線へと乗り換えます。
大人の私達は既にぐったりとしてしまいますが、子供たちは初めての長時間移動。嬉しくて仕方がないらしく、息子はトランクをゴーカート代わりに駅のスロープを行ったり来たり(苦笑)。
京都なんて子供たちにはあまり関係無く、こういったことが楽しいのでしょうね。
問題無く東海道新幹線へと乗り換えました。
どうしても親に富士山を見せてあげたかったので、よく見える窓際には母を座らせました。
天気も良く、思惑通り綺麗な富士山が見えてきました。母は自分よりも私の子供たちに富士山を見せたいらしく、新幹線の中でしきりに、「ほら、富士山観てみなさい〜〜」って叫んでいます(苦笑)。
他の乗客の方のご迷惑になっていないかな?と思っていたのですが、母の声で一斉に他の乗客の方も富士山を観ていたのでほっと一安心。
子供たちも新幹線の中で退屈することも無く京都到着。
最初の目的地は駅近くの世界文化遺産に登録されている『東寺』。
今回の目的の一つに子供たちに分かりやすい京都を見せたいっていう事があったので、駅から徒歩で行きやすい東寺を選びました。この東寺には国宝の五重塔があるのです。ものお寺は真言宗の総本山でもあります。真言宗って言えば、密教の空海。
私、実は隠れ空海研究家。こそこそと空海に関する書物を常に読んでおります。
なんとこのGW期間中に期間限定に五重塔の中を一般公開していました〜〜〜《ラッキ〜〜〜〜!》
本来なら子供たちに解説しながらゆっくりと観なければいけないのに、自分が率先して見て回ってしまいました。
やはり、講堂の中にある立体曼荼羅は見事の一言。大日如来を中心として凜として並ぶ仏像群にはため息が出ます。講堂内の古都特有のゆっくりとした時間の経過と独自の空気に心が落ち着いてくるのが自分でも分かります。
講堂内は写真撮影禁止なのですが、ものすごく写真撮りたかったです。
撮らなかったけど(汗)。
次は特別公開していた五重塔内部。ここは心柱を囲む様にして座る4つの仏像が有名だけど、私の心をがっちり捉えたのは、五重塔の内部壁面に書かれた「真言八祖」の壁画です。書物では空海に密教を伝えた恵香阿闍梨の壁画を見ることが出来たのが大きな収穫。実際に自分の目で見る事が出来て本当に幸せでした。
今思い起こしてその時の事を考えても幸せ過ぎて涙がでそう。
その後は、疲れが出ていない旅行前半に奈良へ移動しました。目的は子供たちに奈良の鹿を見せてあげたかったから。
私は過去に奈良の大仏のある東大寺の境内で大群の鹿に襲われた経験(?)があるので、あそこなら間違いなく子供たちに存分に鹿を見せて上げる事が出来ると思い、大仏も大きさが凄いので行くことに。
今回の旅で実感した事は、やはり移動は公共機関を利用した方が安くて早い。つい、地理的な無知と疲れが手伝ってタクシーを利用しがちなんだけど、詳しく調べて電車使ったりバスを経由した方が凄く旅らしくていい。
奈良の大仏は予想通り、子供たちも大喜び。私も予想通りの子供のリアクションににんまり。
しかし、残念なのは鹿が全くいない・・・・・。
海外の観光客が多すぎて、鹿もビックリしてしまったのだろうか。
中国、韓国の方がものすごく沢山いらっしゃいました。地元の方の話しだと、てさげバックやお土産の袋を抱えている方の90%がアジアの観光客みたい。凄いね。
途中で息子の花粉症が悪化してしまい、地元の小さな薬局に薬を買いに行きました。
丁度良い薬が無かったのですが、良い目薬があったので購入。
息子の調子が戻ってきたので、これまた小さな本屋があったので、少し寄り道。
なんとその小さな本屋に探していた文庫本を発見。東京や仙台の大型書店に行っても無かったのに(苦笑)。
この小さなラッキーも東寺の弘法大師(空海さん)のおかげかな。
こうして旅行初日が過ぎていきました。
明日へ続きます。
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