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しろくま先生のブログ
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2017年4月30日 (日)

BGMは駄目なの?

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以前こんな記事を書きました。
私は仕事で集中する時は必ず音楽を掛けますって話。
その時の気分にあった音楽を掛けると集中出来るのです。理由は以前のブログで確認してください。
ところが、こんな記事がありました。ハーバービジネスオンラインというサイトに紹介されていた記事です。
2007年に英グラスゴー・カレドニアン大学が行った実験です。以下、抜粋です。研究チームは、40人の被験者に対して以下の4パターンの環境で認知テストを受けさせました。

1.テンポの速い曲がBGMに流れている
2.ゆったりした曲がBGMに流れている
3.環境音がBGMに流れている
4.完全な無音

 その結果は明確でした。BGMを聞きながら認知テストを受けた被験者は、みんな点数が下がっていたのです。人の脳にBGMは負荷が大きすぎる

 こういった現象が起きるのは、そもそも人間の脳は、マルチタスクができない仕組みになっているからです。

 作業と関係がないBGMを聞くと、私たちの脳は音のほうにリソースを割いてしまい、結果として作業の効率は低下します。これは、専門的には「無関連音効果」と呼ばれる状態で、いろんなアプリを起動したせいでCPUの処理力が下がったようなもの。人間の脳にとって、BGMは負荷が重すぎるのです。

 最後に、ダメ押しで2011年に独ケムニッツ工科大学が発表したメタ分析も紹介しましょう(3)。これは、過去に行われた数100件のBGM研究から、信頼性の高いデータを選んで大きな結論を出したものです。

「過去の研究データをまとめると、BGMは文章を読むプロセスをさまたげ、記憶力も下げてしまうようだ。一方で、BGMは感情面やスポーツの能力には良い影響をもたらすだろう」

 BGMは知的な作業には悪影響しかもたらさず、気分を良くしたい時か、スポーツでテンションを上げたい時にしか効果を発揮しないようです。

 それでも作業中にBGMを流す人が多いのは、たんに音楽で気分が改善するからでしょう。音楽で気持ちが良くなった状態を、「作業効率が上がった!」と勘違いしているのです。BGM好きにはなんとも残念な結論ですが、まだあきらめてはいけません。実は、音楽のパワーを活かす道はまだ残されています。

 その方法とは、ズバリ「作業の10~15分前に好きな音楽を聞いておく」というもの。先に取り上げたウェールズ大学の研究者によれば、あらかじめ好きな曲を聞くことで脳内にドーパミンが分泌されて集中力が高まります。その勢いを使って、一気に作業に取り組むわけです。

 具体的なイメージは以下のようになります。

1.作業の10~15分前に好きな曲を聞く
2.完全に無音の状態で作業スタート
3.30~40分でいったん作業を休んで再び好きな曲を聞く
4.完全に無音の状態で作業を再スタート

 あとはこのサイクルをくり返すだけ。この方法なら、音楽のメリットを最大限に活かすことができるでしょう。





なんとも私は残念な結果ですが、実際集中力が私の場合はアゲっているので、このまま音楽を聴きながら仕事をし続けようと思います。
妻の「それみたことか!」という顔が頭に浮かびます(苦笑)。