これも歳のせいなのかな?
先日の事です。
夜中の3時に強烈な頭痛により寝ていられなくなりました。
医者に頂いた痛み止めを飲み回復するのを待ちましたが、一向に良くならないので取りあえずベッドに横になっていました。
朝になっても痛みは一向に引かなかったのですが、「これも風邪の影響だろう」と高をくくっていたのです。
診療が始まると、痛みも徐々に収まってきて、「これは大丈夫。」と確信しました。
しかし、朝の11時になると強烈な頭痛が襲ってきて「これはもしかして脳梗塞??」と悪い考えが頭をよぎります。
一緒に働いている遠藤先生に事情をお話して、直ぐに病院へ行きました。その日の病院の受付が11時半までだったので、ぎりぎり診察予約時間に間に合いました。
病院で1時間ほどまち、ようやく自分の順番となりました。
そこで、気がつきました。私の担当の先生の名前がシェイクスピア先生となっているのです。始めは海外の方とご結婚された方かと思いました。しかし、実際にお会いしてみるとアジア系の女医さんでした。
このシェイクスピア先生、とても当たりでした。メチャクチャ丁寧で親切。以前同じ病院でとても感じの悪い日本の男性の先生がいたので、今回もハズレか・・・と勝手に思っていたのですが見事に良い方に裏切られました。本当に彼女で良かったです。説明も分かりやすかった(これは自分の診療の説明の時も参考にできそうです)。
で、実際の診療ですが、『脳』なので出血があるか調べました。CTによる確認です。
自分の診療室にもCTがあるので、「患者さんってこんな気持ちで撮影に望んでいるんだ・・・」ってそっちの方が勉強になりました。約1時間半程かかって撮影終了。シェイクスピア先生によれば脳の中は問題ないとのこと。でも頭痛の原因が特定出来ないので時間があればMRIも撮影しますか?とのこと。
もちろん異論はないのでお願いしました。しかし、このMRIがくせ者なんです。一人平均20分かかりますから、待ち時間が半端ない。それと私、極度の閉所恐怖症。MRIって頭を完全に固定して狭い撮影器具に入っていくので、とても耐えられない。以前撮影した時も、発狂寸前でした。
今回撮影するときも、撮影器具を頭に固定した時から、心拍数ががんがん上がっていくのがわかります。担当の技師のかたは機械的にてきぱきと仕事を進行させて行きます。
「ご気分が悪くなったら、このボタンを押して下さい」と最初に手渡されます。手渡されたとたんに押しそうになりました。だって本当に恐怖で逃げ出したいんだもの。
でも、子供の顔を思い浮かべ、この子達のために頑張ろうって思ったらすっと楽になって辛い20分を耐えられました。
MRIの結果も問題なし。結局原因が分からなかったので経過観察となりました。しかし、脳とその周辺の血管に全く異常がなかったと分かっただけでも儲けものです。
あと、考えられるのは脳髄膜炎の可能性だそうです。
その場合、脊髄せん刺をおこなって感染の状態を検査するそうです。考えただけでも痛そうです。
でも、痛みが取れないときは進んで検査は受けるつもりです。
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