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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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2015年12月 5日 (土)

今年最後のW&I歯学研究会セミナーへ出席。禁煙セミナー。

先月の28日にいわきにて、W&I歯学研究会のセミナーが行われたため参加してきました。
いつも、この研究会を影で支えてくれる西山先生、ありがとうございます。

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今回はいわきご開業の猪狩先生(同じ名前ですが、私よりかなり優秀な猪狩先生です)からのご紹介で、内科医で禁煙活動を精力的に行っている「みちや内科・胃腸科」ご開業の斉藤道也先生のご講演です。

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演題は、『喫煙が身体に及ぼす影響と禁煙支援〜今、私たちに出来ること〜』です。

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斉藤先生が仰っていたのは、私みたいに煙草を吸わない人間は、禁煙の重要性に気がつかず、喫煙者は煙草の危険性に鈍感なため、こうした禁煙の集会には集まらない。つまり、吸う人も吸わない人も集まらない。ということは全く集会に人は集まらないということでした。そのため、こうした有志の方が集まる集会は有り難いといっておられました。
なるほど、そうかもしれません。私もこの話しを聞くまで本当に他人事でした。私には関係ないことって。

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しかし、この喫煙という問題は、喫煙されている人の健康問題だけではなく、喫煙者がはき出す紫煙による副流煙によって甚大な健康被害を周りの方が被るということも大きな問題なんですよね。
当たり前なことなのですが、聞かないと気がつかないのです。煙草を吸っていないものにとっては。
斉藤先生は、以下の事を言っています。
《なぜ今、あなたに禁煙が必要なのか》
・喫煙が多くの致命的疾病の原因となる。
・喫煙は金銭的時間的無駄である。
・喫煙は非喫煙者にとって暴力である。
・どんな理由付けをしても、禁煙のメリットがない
・悪を承知で喫煙していると、自己管理できないとみられる。
《私たちがたばこを吸わない9つの理由》
健康寿命を延ばす最強、最大の根拠として。。。
①子供、胎児のため
COPDにならないため
③狭心症にならないため
④がんにならないため
⑤美容のため
⑥大人のプライド
⑦認知症にならないため
⑧歯周病予防、治療のため
⑨すべての人のために


また、斉藤先生は内科医なのでがんのリスクについても提言されました。
《がんリスク4割減!〜6つの生活習慣病の実践で〜》
①喫煙をしない
②禁酒(1日1合以内6日)
③塩分控えめ(タラコ1/4腹を週1回程度)
④活発な運動(1日スポーツ1時間)
⑤適性体重(BMI:男性22〜27 女性19〜25)
⑥検診を適性間隔で受ける

喫煙が原因で年間1万人以上が命を落とされているそうです。これは数字だけですが国力が大きく煙草によって損なわれていると斉藤先生は仰っておりました。
まず禁煙スペースを作らない事から始めていかないといけないと声を大にして仰っていたことがとても印象的でした。

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