震える牛~相場英雄著~
山形出張の時、郡山駅でチケットを取り出そうと鞄の中をのぞき込んだときに、重大なミスを犯したことに気がつきました。
今読んでいる本を忘れたこと。
これは致命的。
郡山駅の本屋にて、手頃な本を探し始めました。読みやすくて引き込まれる本。
しかし、そんな都合の良い本などそうそうありません。しかし、この『震える牛』という本を見つけました。中身をすこしだけ読んでみると、ぐいぐい引き込まれそうになりました。
これは面白いに違いないと確信し、購入を決意。しかし、山形行きの新幹線に乗り込む前に購入してしまうと、新幹線の中でちょっとパソコンを使った仕事が出来なくなると思い、山形での仕事が終わってから、山形の書店で購入し、帰りの新幹線の中で読もうと思い、そのときは、買いませんでした。
山形の講演が無事終わり、本屋に行きました。
実は、朝ちょっとだけ読んだ衝撃が忘れられなく、早く読みたいな~とずっと考えていたのです。
わくわくしながら本屋の中を物色。しかし、無いのです。この『震える牛』が。仕方が無く、本屋の店員さんに聞いたところ、奥に在庫があるので。。。。という返事。
すぐに購入、お弁当と一緒に新幹線へ。
それはそれは引き込まれました。同時にかなり恐ろしくなりました。
この話しはネタバレになるのであまり書きませんが、私たちの食生活に大きく関わる事だったのです。全然他人事ではなく、私の住んでいる町でも同じようなことが起こっているリアルな話し。
ちょっとだけ書くと、私はお恥ずかしながらファミレスのハンバーグが大好きだったのです。でも、もう食べません、多分。
そのとき読んでいた本が読み終わり、すぐにこの本に取りかかったのですが、あっという間に読んでしまいました。ミステリーとしても質が高いし、警告としても良い書物。
気になる方は是非。
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