ちょっぽり
私の母は、自分の写真を撮られることを極端に嫌います。
性格は、私の親なので、かなりひょうきんなのです。私の娘といっしょに居間でいつも踊ったりして遊んでいることがあるのですが、そこを私がカメラで隠し撮りするのです。
カメラで撮影されたことが分かると、血相を変えて、私の所に飛んできます。
『今の写真、削除して~~』って。
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実は、私も写真を撮られるのは、そんなに好きではありません。
なぜかといえば、私は頭に巻き目が二つあり、その巻き目と巻き目の間の髪の毛が立ち上がってしまうのです。ちょうど妖怪人間ベムの子どものベロのように。
そのため、大学院時代には、静岡の赤堀先生には『いがりちょっぽり』と呼ばれていました。静岡では、このような状態を『ちょっぽり』というらしいです。
例えば、研修会や学会なので、有名な先生達といっしょに写真を撮ったとしても、いつも髪がぴょんと立っているので、がっかりしてしまいます。
学生時代は、その部分だけはさみで切ってしまったこともありました。でも、禿げてしまうことが判明。すぐに止めました。そのかわり、いつも坊主で過ごしていました。
苦い思い出です。
しかもこれからも続く・・・・・。
え!先生にも有りましたか!
私もふたつ、てっぺんに並んでいます。短くすると、髪が立ちます。
若い時は、パーマをかけましたが、
今は、髪が有るだけマシかと考えるようになりました。