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しろくま先生のブログ
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2011年1月25日 (火)

口腔内との対話

歯科医が一番大切で大変な作業といえば、なんと言っても診断だと思います。3center

この診断、非常に重要です。

歯の治療は、その1本の事を考えて治療をしてはいけないと私は思っています。口腔内での歯の位置づけを考えながら治療をして行かなければならないからです。

この歯を簡単に神経を抜いてしまったら、口腔内全体でどんな影響が出るのか、もしくは口腔内全体の健康を考えれば、この歯は抜いてしまったほうがいいのか。。。。。等々

で、その診断をいつするのかということなのですが、やり方はいろいろあると思うのですが、私の場合は初診の時です。

口腔内全体のエックス線写真や歯周病の検査表を見て、患者さんの主訴を聴き、歯の神経の生死、筋肉の状態などを瞬時に考えます。

そして、患者さんに口腔内の状態をざっくり説明します。その説明をしている間に頭の中で、自分の治療計画に矛盾がないかどうかを確認していきます。

基準は、出来るだけ削らない、抜かないで治療するのはどうしたらいいのか?-ということ。

初診は患者さんと納得いくまで話あわなければなりません。大げさなようですが、患者さんの口の中の一生を考えなければならないからです。

でも、心の中では、時間が掛かってしまって申し訳ないとは思っているのですが。

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