おばあちゃん、お疲れ様
先日、妻のおばあちゃんが天寿を全うされました。
本当にすごいおばあちゃんでした。
早いうちにおじいちゃんを亡くし、女手一つで兄弟姉妹すべてを育て上げ、矍鑠と生活されていました。
いつも、にこにこと穏やかで、私にも親切にしてくれました。
ここ1年くらい、足が不自由になり、寝込むことが多くなってきたのです。
ちょっと、不謹慎な話ですが、歯医者の私は、おばあちゃんの入れ歯をいつもじ~っとながめていたのです。
とにかく、すごいの一言。
噛み合わせはきちり決まっているし、一度も外れたり、ずれたりしたところを見たことがありません。
一緒に何度かお食事をしたことがあるのですが、硬いものでもなんでも食べていました。
何年も前に入れ歯を作ったということなのですが、当時のお金で100万円以上したということです。
噛み合わせが体に合っているので、体の軸は、まっすぐだし、噛み込むことが出来るので、踏ん張る力も強かったと予想できます。
私はまだ出会って数年ですが、こんな私にまで、『こういう入れ歯を作ってあげなさいよ』という遺言をいただいたようで、感謝でいっぱいです。
おばあちゃん、95年間お疲れ様でした。
今はまだ実感が無いけど、そのうち寂しくなってしなうんだろうな。
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