睡眠不足がもっとも体にこたえる1
本日は、渡辺登先生の著書「パニック障害」よりお届けいたします。
◇睡眠不足がもっとも体にこたえる
一日は24時間、限られた時間内に仕事も遊びも詰め込もうと、つい睡眠時間を削っていませんか。それがつまずきの第一歩。睡眠不足はストレスのもとになり、ストレスが安眠を妨げるのです。
☆現代人は睡眠不足の傾向
現代人の睡眠時間は年々短くなっています。ライフスタイルそのものが夜型に移行し、そのうえ、徹夜仕事や夜遊び・・・・・とますます寝る時間を圧迫していきます。
もともと睡眠には、大切な働きがあります。一日中働きづめで疲労困憊している脳や体を休めることで、緊張をとき、明日へのエネルギーを蓄えます。
もし、充分な睡眠がとれなくなってしまったら、脳や体の緊張状態は続き、大きなストレスになってしまいます。心理的なストレスを抱えると、睡眠不足になりがちですが、じつはストレスを感じている時ほど、よい睡眠を取る必要があるのです。
◇その日のうちに床につこう
良い睡眠をとるには、質のよい睡眠を得ることが大切です。質のよい睡眠とは、深いノンレム睡眠が、ある程度、長い時間続くことがひとつの条件です。
睡眠時間は長いのに、疲れがとれないという場合は、眠りが浅いか、深くても途切れ途切れになっているためでしょう。
快適な眠りを得るには、体内時計のリズムに合わせ、午後10時から午前6時に間に睡眠を取ることが理想的です。せめて、その日のうちに眠ることをお勧めします。
明日へ続きます。
参考文献 パニック障害 渡辺登著 講談社
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