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2008年9月 6日 (土)

世界のなるほど!母乳事情2

昨日の続きです。本日も「AERA with Baby」 2008年春号よりお届けいたします。

☆モンゴル

初めての離乳食は肉汁に小麦粉を入れて煮たスープ。モンゴル茶もよくあげます

「モンゴルではなるべく母乳で育てます。母乳は成長にも頭にもいいと言われています。」とバーサンさんは教えてくれました。3歳までに卒乳する子がほとんどですが、7歳まで続ける子もまれにいるそうです。「母乳以外にはモンゴルのお茶をあげます」とジャブフランさん。

Aさんによれば「大人が食事をするのを見て食べたそうに口を動かしたら、離乳食を始めます。初めての離乳食はバルタンという、肉汁に小麦粉を入れて煮込んだスープ」なのだそう。

☆フィリピン

ミルクをあげるのはお金持ちの証拠!重湯をあげる家庭も

日本で出産をしたフィリピン人のJさん。母乳が出なかったけど、母乳を出すために何かしようとは考えなかったそうです。「フィリピンでは余裕のある家庭ほどミルクで育てます。やや所得が低い家では母乳が中心。母乳が足りなければ、牛乳か、重湯と牛乳を混ぜた物をあげます。ヘルシーだし、病気にもなりにくいんですよ。」貧困層では重湯だけということもあるのだとか。

☆フランス

産後は3~6ヶ月でママは仕事に復帰。だから授乳はミルクが中心。

出産した後、1歳までフランスで子育てしたSさん。フランス人の赤ちゃんがミルクで育つことの多い理由として、お母さんの仕事をあげます。「母乳で育てたいお母さんは多いのですが、産後3~6ヶ月くらいで仕事に復帰するので、どうしてもミルクをあげることになるんです。うちの娘は1歳頃まで、1日3回夜泣きをし続けたのですが、フランス人のお母さんたちは「信じられない、ミルクが足りないんじゃない?」といっていました。

☆バングラディッシュ

都会に暮らす赤ちゃんでもミルクを使うのは少数派!3歳までミルクを飲みます。

「バングラディッシュでは、母乳で育てる人がほとんど。ミルクをあげている人は2~5%くらいだと思います。」と言うのは、日本で子育てをしたアミン=モハメッド・ハルフルさん。バングラディッシュでは3歳頃まで母乳をあげるそうです。

「母乳以外には牛乳と、ホラリックという乳酸飲料のような市販のジュースをよくあげます。離乳食としてあげるのはおかゆが中心。日本のようにレトルトタイプの離乳食などは、まだ行き渡ってないんですよ。」

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