食後高血糖
本日は福島民報平成19年11月25日のサンデー健康の中の健康歳時記からお届けいたします。
食後高血糖
糖尿病。
誰でも知っている病気ですが、正しく理解している人は以外に少ない。一昔前では「いったん発症hした糖尿病は治らない」といわれました。
今は違います。
生活習慣病によって起こる2型糖尿病は、早朝にきちんと対処すれば、確実に発症前の状態に戻せると専門家が保証しています。
2型糖尿病の最初の兆候は、まず食事の後だけ血糖値(血液中のブドウ糖の量)が上昇する「食後高血糖」として現れます。空腹後も、食後も、いつでも血糖値を正常域に保つ能力を耐糖能といいますが、対糖能に乱れが生じ、食後のみ血糖値が高くなります。
この時期に適切な治療を受け、糖尿病を発症させた生活習慣病を改めると、発症前の状態に戻せるといいます。つまり「糖尿病が治る」訳です。
それには食後の血糖値を知る必要があります。正常な人なら空腹時の血糖値は70ミリグラム~100ミリグラム、暴飲暴食の後でも140ミリを超えることはまずありません。が、食後またはブドウ糖75グラムを水に溶かして飲む経口ブドウ糖負荷試験二時間後の血糖値が200ミリグラム以上だと「糖尿型」とされます。
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