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2008年2月20日 (水)

家庭内での感染を防ぐには

本日は、日本経済新聞平成20年2月9日分の「家庭常識」の(折々の知恵)からお届けいたします。

発病者にも他の家族にもやさしい過ごし方

風邪やインフルエンザが蔓延するこの季節。家族の誰かがかかり、その後一家にうつり、枕を並べてしまうという事態を食い止める対策はないものでしょうか。

「お姉さんのインフルエンザを今度は弟がもらちゃって」。東京都練馬区在住の会社員山野さん(40、仮名)は長引く看病に、仕事のやりくりが大変だと困り顔。兄弟や自分にまでうつると目も当てられません。

子にうつされる母

興味深い数字があります。日本臨床内科医会インフルエンザ研究班の副班長で川崎市の小児科医、廣津伸夫さんが調べたものです。2001~2006年の5シーズンにインフルエンザに感染し、廣津さんが診た患者約1600人のうち、610人が家庭内感染にかかわり、家族内に感染率は9.7%でした。

市中感染率は約4%なので、家族間の感染は高いです。なかでも子供にうつされた母親は約75%に上ります。

感染予防策の第一は予防接種を家族全員で受けること。接種効果に疑問をいだく人もいますが、国立感染症研究所感染症情報センター(東京・新宿)の主任研究官で医師の安井良則さんによると、感染を防ぐことは出来ないが、ある程度、発病を阻止するし、重症になるのを防ぐことは出来るといいます。

次ぎに発病者にはマスクをしてもらいます。市販されているガーゼマスクやサージカルマスクでいいです。

インフルエンザはくしゃみなどの飛沫(ひまつ)で感染するため、マスクで飛沫の量を減らせます。他の家族もマスクをします。発病者はふすまなどで仕切った別室で寝起きして、タオルを共用しないなど家庭内でもあるていど隔離したほうが良いでしょう。

タミフルを飲んだ後の異常行動やインフルエンザ脳症といった不測の事態もあり得るので、「子供が発病した場合は、母親など看病する人はそばで様子を見る」ほうがいいでしょう(安井さん)。

ふすま程度で、と侮る事なかれ。「03年に開業以来、他の子供にうつった例は一件もない」と話すには、病児を預かる専門施設みるく病児保育室(熊本市)の永野和子室長。同じ病気の子供だけ集めて部屋をふすまでしきって隔離します。担当の保育士は手洗いやうがいなどを徹底し、効果を上げているといいます。

この冬も猛威を振るったノロウィルス感染症も怖いです。嘔吐(おうと)した時の飛沫などからも感染し、感染力も強いです。流行時期に家族の誰かが嘔吐したら、ほかの家族とは別の部屋で安静にさせ、タオルや食器などを消毒せずに共用しない。

嘔吐物の処理に当たるときはゴム手袋をして、汚れた衣類などをまとめ、その箇所を50~200倍に薄めた塩素系漂白剤で消毒。使った手袋はすべてビニール袋に入れて密閉し、二重に包んで捨てます。もったいないけども、洗うと今度は洗面所などにウィルスが飛び散り、感染する恐れがあります。

流水で手を洗う

手は液体石けんを使い流水で洗い流します。また、発病者が嘔吐した場合は、部屋の空気を入れ換えます。

「看病にあたる機会の多い母親はどうしてもうつりやすい」と安井さん。結局は免疫力を高めるしか手だてはありません。免疫系の活力を引き上げるというアミノ酸のシスチンとテアニンを配合した補助食品も近頃販売されました。

マクロミルを通じ、20~50代の子供がいる女性1000人にインターネットにて感染対策を聞いてみたところ、1位は「マスクをしてもらう」(721人)でした。以下、「温かくして早く寝る」「咳(せき)やくしゃみをするときは口を押さえてもらう」「室温を保ちながら空気を適度に換気する」などが続きました。

知っているようでしらないうつさないための知恵。地道な作業を徹底して積み重ねれば、少なくとも看病する人以外への感染は防げるはずです。

食事はどうする?

熱が高く食欲がない時。「スポーツ飲料など糖分が入った水分を十分にとらせる」とは廣津さん。繊維の多いオレンジジュースなどは避けます。

無理に食べさせることはないといいます。気になるのは口当たりが良くカロリーもあるアイスクリームなどがいいです。

嘔吐する風邪のときはあわてて水を飲ませがちですが、これもダメです。「余計に嘔吐してしまうので、まずは吐き気止めの処置をしてもらう」と安井さんはいいます。

嘔吐を繰り返すと脱水症状を招きやすいので、落ち着いて対処することが大切です。

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