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しろくま先生のブログ
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2008年1月 2日 (水)

お正月ですが、噛み合わせの話です。

あけましておめでとうございます。

皆さんは、どんな新年を迎えましたでしょうか。今年一年、またよろしくお願いします。

さて、お正月気分が抜けない状態の私ですが、ここでは気合いを入れて、また噛み合わせについての論文をご紹介します。

本日ご紹介するのは、疋田渉先生の著書「顎関節症・頭痛・腰痛」からです。

歯で体は歪む-口の中(歯)に健康の秘密があった

成人病から生活習慣病へと呼び名が変わったように、病の原因は生活習慣病にあったということです。

しかし、生活習慣病をいくら正しても改善の見られない方は、山ほどいると思います。人間の体とは、ある程度のバランスが保たれていなければ健康を害してしまうように作られているのです。

ただ、個人差が相当あるのも事実です。もしあなたが長期間健康でいたいなら、体と心の環境整備をしなければなりません。食事、睡眠、呼吸、体の歪み、適度の運動、心の6つ、これらの環境整備を正しく行われなければ、ほとんど健康は、約束されます。

この6つは、すべて歯で良い方向にコントロール出来ます。

現在、色々な情報が氾濫しているために「歯の重要性」が正しく理解されていない方も多いと思います。

もう一度あなたの知識が正しいか、確認してください。

歯の不具合で体が歪むことをご存じですか?

歯科治療で体が歪むことがあることをご存じですか?

体に適合しない金属は、病気の原因になることをご存じですか?

金属があなたの体にちゃんと適合しているか、調べる検査法があることをご存じですか?

これらのことをもし知らないのであれば、あなたは、歯で病気になるかもしれません。

正しい噛み合わせとは、カチカチして違和感がないというレベルの話ではありません。歯は顎に付いているわけですから、顎がずれていれば噛み合わせの異常があるということです。

あなたは、立方体前屈や首を前に曲げたとき、下顎がわずかに前に出てくるのをご存じですか?

このように体を曲げたり、回したり、捻ったりする時は、必ず下顎が少し動くのです。もし、噛み合わせにこの遊びがなく、顎がずれていたら、体はどなってしまうのでしょうか。

当然体の柔軟性がなくなり、体を動かすたびに筋肉、骨、歯にダメージを与えているのです。その結果、体の凝り~痛み~動かない、歯がしみる~痛くて噛めない~ぐらつくなどに発展していくのです。

さらに、この状態が続けば病気へと移行していくのです。ですから、正しい噛み合わせとは、体に歪みがなく、頭蓋骨に歪みがなく、下顎に歪みがない時、初めて達成できるものです。

このことから、「体はすべて繋がっている」という考えで治療を行っていくことが大変重要なことだと分かると思います。

ですから、歯科界の、食べることだけを目標にした咬合理論(噛み合わせ)では、病人を作る可能性が高いのです。

参考文献 顎関節症・頭痛・腰痛「なぜ私たちは治ったのか?」 疋田渉著 講談社出版

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