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2008年1月 6日 (日)

自然治癒力を高める

本日は、山田唯勝先生の著書「正しい噛み合わせが健康なカラダをつくる」からお届けいたします。

自然治癒力を高める

口腔ケアが、介護予防に取り入れられる時代となってきました。これは、口腔と全身の健康が、社会的にも注目されてきた証拠ともいえます。

ある患者が「健康は知恵である」と述べています。

「患者であると同時に、医師となり、看護婦となり、賢く健康を守る」

確かに、知恵があれば、病気を未然に防ぐことも出来ます。普段健康な人でも、寒い夜、急に屋外に出れば、血管が収縮し、血圧が急上昇し、心筋梗塞や脳出血で倒れることもあります。

人間の身体は、急激な気温の変化に弱いのです。急に冷え込むと風邪を引きます。低温・乾燥が人から抵抗力を奪い、病原菌に感染しやすくなるのです。

病原菌は、どこにでも隠れています。風邪の大半は、手や指に付着したウィルスが感染するそうです。しかし、手洗い、洗面、うがいで風邪から守れます。

健康に何ら不安がない人は、本当に幸福です。国民の方々を1億総半健康・半病人、などと形容したくはありません。

しかし、何となく、身体の具合が悪い人、心や神経がスッキリしないためにそれを苦にしている人は、意外に多いのが現状です。薬におぼれる人、食事、栄養に神経を使う人が増えています。健康補助食品も氾濫しており、いわゆる健康雑誌が相次いで発刊されています。

また、医療はあまりにも医薬品に依存し過ぎることは否定できません。医療費に占める薬の割合は、日本は31%と非常に高く、アメリカは11%です。

なぜ日本の薬は高いのか?これまで様々に論議されてきました。国民医療に占める薬剤の比率は年々二桁で増え続け、約6兆円にも膨らんでいます。このようなこともあって、薬に依存しすぎる西洋医学に限界があると思えてなりません。

歩くことはとても良いことですね。ところが、飛行機に長時間乗っていて、いわゆるエコノミークラス症候群となり、命を落とすという事例があります。しかし、飛行機ばかりではなく、自動車や列車でも起こりえることです。

足の血管に生じた血栓(血の固まり)が心臓に達して、心筋を詰まらせれば心筋梗塞です。これが脳まで達すれば脳梗塞になります。狭く窮屈な座席に座り続け、運動不足となれば、体に良いわけありません。

歩くことの効用は何かといえば、足が心臓の第二ポンプの役割を果たしているからです。同様に手にもポンプの役割があると思います。

体の末梢の血管が次第に詰まる糖尿病の副作用は15年、20年という長い年月をかけて、じわじわと進行します。自覚症状がまったくないだけに、とても厄介な病気です。目の血管が詰まれば失明です。また、足の血管が詰まれば組織は壊死し、切断という最悪な事態に至ります。糖尿病の合併症が腎臓にまで及べば、人工透析を受けなければなりません。

ところで東京・日本橋で歯科医院を開業していた故・松平邦夫先生は、「口腔機能は脳に血液を送るポンプ機能がある」とこれまでにない、まったく新しい発想から、歯科関係の専門新聞、雑誌などに考えを発表しました。「歯科分野からの新発見だ」と高く評価する人もいまた。

参考文献  正しい噛み合わせが健康なカラダをつくる 山田唯勝著 新風舎

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